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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ケミプロ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ケミプロ <4960>  294円 (+80円、+37.4%) ストップ高

 ケミプロ化成 <4960> [東証2]がストップ高。8日付の日本経済新聞朝刊で「米アップルは2020年後半に発売するスマートフォン『iPhone』の全新機種に高精細で軽量の有機ELパネルを採用する見通しだ」と報じられており、有機EL材料を手掛ける同社や保土谷化学工業 <4112> などに思惑的な買いが向かったようだ。

■アマガサ <3070>  493円 (+80円、+19.4%) ストップ高

 アマガサ <3070> [JQG]がストップ高。同社はカジュアル系婦人靴の企画・販売を手掛ける。業績は低迷を余儀なくされているが、EC事業との連携を行い収益改善を図っている。7日取引終了後、インドネシアで自社製品を販売するため、同国のEC企業と業務提携契約を締結することを発表、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。同社株は株主優待制度拡充の発表を材料に6月25日にストップ高に買われる人気となったが、その後も売り物をこなし株価は下値を切り上げていた。信用買い残も枯れた状態にあり株価は大勢2段上げの様相をみせている。

■OKウェイヴ <3808>  521円 (+80円、+18.1%) ストップ高

 オウケイウェイヴ <3808> [名証C]がストップ高。米国の有力データ分析企業であるパランティア・テクノロジーズが6日に米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した、と伝わったことが好感された。同社は18年10月にパランティア社に出資するとともに、情報セキュリティ分野での協業による戦略的事業展開を行うことを発表している。パランティア社はビッグデーター分析に関わる分野ではユニコーンと呼ばれる有力スタートアップ企業であり、米国でIPOすれば人気化も予想される。このため、8日はOKウェイヴの保有株の含み益拡大を期待する買いが流入した。

■HIOKI <6866>  3,260円 (+441円、+15.6%)

 東証1部の上昇率トップ。HIOKI <6866> が急反騰。7日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、売上高が102億5000万円から106億7000万円(前年同期比9.0%減)へ、営業利益が11億7000万円から15億8000万円(同4.4%減)へ、最終利益が8億9000万円から12億4000万円(同0.6%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響が計測器需要にも大きな影響が出ているものの、5G関連の設備投資の増加や中国経済の回復傾向などが追い風となり、計画を上回った。

■ユニネク <3566>  1,270円 (+170円、+15.5%) 一時ストップ高

 ユニフォームネクスト <3566> [東証M]が急騰し一時ストップ高の1400円に買われた。7日の取引終了後に発表した6月度の月次業績速報で、売上高が前年同月比36.7%増と7ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。

■買取王国 <3181>  777円 (+100円、+14.8%) ストップ高

 買取王国 <3181> [JQ]がストップ高。7日の取引終了後に発表した6月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比3.3%増と4ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。工具・高級時計・ホビーをはじめとして、多くの商材が順調に推移した。なお、全店売上高は同8.5%増だった。

■T-BASE <3415>  376円 (+44円、+13.3%)

 東証1部の上昇率3位。TOKYO BASE <3415> が急反騰。7日の取引終了後に発表した6月度の月次売上速報で、全社売上高が前年同月比11.5%増と6ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。実店舗が同5.6%増となったほか、ECが同21.4%増となったことが牽引した。なお、既存店売上高は同3.2%減となり、4月の同52.8%減、5月の同41.8%減に比べて改善した。

■ダイトーケミ <4366>  831円 (+97円、+13.2%)

 ダイトーケミックス <4366> [東証2]が続急騰。5月につけた年初来高値765円を大幅更新した。感光性材料でトップシェアを誇るが、特に半導体向けなどで強みを発揮、世界的に回復局面にある半導体市況の恩恵享受が見込まれている。一方、医薬中間体分野での展開にも期待が大きい。米国だけでなく日本でも新型コロナウイルスの収束の糸口が見えないなか、新型コロナウイルス治療薬候補として期待される「アビガン」の中間体の製造・供給を開始しており、コロナ薬関連としても注目度が高い。

■サムコ <6387>  2,940円 (+340円、+13.1%)

 東証1部の上昇率4位。サムコ <6387> が4日続急騰。株価は2001年5月につけた上場来高値2666円(分割後修正値)を上回り、約19年ぶりに上場来高値更新となった。半導体製造装置メーカーで化合物半導体用に強みを持ち、プラズマCVD装置やドライエッチング装置などで5G関連などの需要を取り込んでいる。ここ日米ともに半導体セクターの株価が強い動きを示しており、7日の米国株市場では全体指数は大きく下げたものの、画像処理半導体大手のエヌビディアが最高値を更新するなど強さを発揮した。東京市場でも中小型の成長力の高い半導体関連株に相次いで物色の矛先が向いた。同社の20年7月期営業利益は前期比2.6倍の8億6000万円を見込んでおり、決算期末を目前にして好決算を先取りする買いが流入した。

■中北製 <6496>  2,450円 (+258円、+11.8%)

 中北製作所 <6496> [東証2]が急反騰。7日の取引終了後に発表した21年5月期単独業績予想で、売上高190億円(前期比1.9%増)、営業利益11億3000万円(同11.6%増)、純利益8億9000万円(同20.0%増)と2ケタ増益を見込んでいることが好感された。引き続きメンテナンスも含めた受注活動に注力するほか、生産性向上に関する改善に継続して取り組むことで業績拡大を狙う。なお、20年5月期決算は、売上高186億3900万円(前の期比2.3%減)、営業利益10億1200万円(同11.8%減)、純利益7億4100万円(同18.3%減)だった。

■ジュンテン <9835>  694円 (+70円、+11.2%) 一時ストップ高

 ジュンテンドー <9835> [東証2]が4日続急騰で一時ストップ高。新型コロナウイルスの感染拡大で消費が冷え込むなかも、ホームセンターなど業態によっては売り上げを伸ばす企業も出ている。中国地方でトップシェアを誇る同社は新型コロナの影響で日用品特需を取り込み、勝ち組消費関連として業績拡大に拍車がかかっている。21年2月期第2四半期業績は従来予想の5億8000万円から14億円に大幅上方修正しており、既に通期計画を47%も上回っている。PER12倍台、PBRは0.5倍台と依然として解散価値の半値水準にあり割安感が際立つ。

■宝&CO <7921>  2,095円 (+195円、+10.3%)

 東証1部の上昇率8位。TAKARA & COMPANY <7921> が4日続急騰、年初来高値を更新した。7日の取引終了後に発表した21年5月期連結業績予想で、売上高265億円(前期比38.6%増)、営業利益25億円(同11.2%増)、純利益16億円(同2.9%増)と3期連続で営業最高益更新を見込むことが好感された。主力のディスクロージャー関連事業で「株主との対話」を目的とした情報開示の充実に則した専門性の高い印刷物やコミュニケーションツールの提供、決算・開示支援に関連したコンサルティングサービスに注力する。また、3月に連結子会社化したサイマル・インターナショナルも寄与する見通しだ。なお、20年5月期決算は、売上高191億1600万円(前の期比4.7%増)、営業利益22億4700万円(同26.3%増)、純利益15億5500万円(同25.8%増)だった。

■マネパG <8732>  215円 (+17円、+8.6%)

 マネーパートナーズグループ <8732> が急反発。7日の取引終了後、子会社のコイネージが暗号資産交換業者として登録されたことを発表しており、これが好感された。コイネージが取り扱う暗号資産はビットコインで、今月中にサービス提供を開始する予定としている。なお、同社の連結業績に与える影響は、開業後はコイネージ単独での販管費が月額3000万円程度増加する見込みだが、開業1年程度で単月黒字化を見込んでいる。

■イマジニア <4644>  1,083円 (+84円、+8.4%)

 イマジニア <4644> [JQ]が急反発。7日の取引終了後ニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing」が、全世界の累計出荷販売本数90万本を突破したと発表しており、これが好感された。「Fit Boxing」は、人気声優がボイスを担当するゲーム内のインストラクターに直接指導を受けながら、Joy-Conを使用してリズムゲーム感覚でパンチを打ち分けるボクシングエクササイズゲーム。18年12月に発売して以降、男女問わず幅広い年齢層のユーザーに高く評価されていたが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅でできる運動ゲームとして改めて世界中で需要が高まっているという。

■日本調剤 <3341>  1,691円 (+99円、+6.2%)

 日本調剤 <3341> が3日続急伸。SMBC日興証券は7日、同社株の投資判断を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は2100円とした。調剤薬局大手の同社株を評価する要因として(1)医薬品製造業販売事業で大型投資が一巡し、業界有数の製錠能力を得たことで、スケールメリットを生かした収益性拡大が追求できる(2)安定した店舗純増の維持が見込めるうえに、新型コロナウイルスの影響で企業の買収価格が落ち着いた際に新社長のもとで積極的なM&A参入が見込める(3)2年に1度の診療報酬改定による技術料取得のハードル引き上げや新型コロナによる受診抑制などネガティブな影響はおおむね株価に織り込まれている――ことを挙げている。また、調剤や後発医薬品市場の再編は同社にとって好機になるとみている。

■ネオス <3627>  715円 (+42円、+6.2%)

 ネオス <3627> が4連騰。7日の取引終了後、子会社ジェネシスがARスマートグラスを活用したソリューション受託開発の受け付けを開始したと発表しており、これが好感された。同サービスは、ジェネシスが開発したAndroid搭載ARスマートグラスを主軸に、ネオスによる関連アプリケーションやソリューションやサービスの受託開発を通じて、顧客のデジタルトランスフォーメーションを実現するというもの。物流や小売、製造、建設、エンタメなどさまざまな場面における課題解決をサポートするとしている。なお、8月中旬からは台数限定でデモ用デバイス(1台税込9万9800円)の販売も予定しているという。

■不二家 <2211>  2,273円 (+116円、+5.4%)

 東京証券取引所は7日にTOPIX浮動株比率の定期見直しを公表したが、これに対してSMBC日興証券は不二家 <2211> などに買い需要が発生すると予想した。10-12月期本決算企業に対する今回の浮動株の見直しでTOPIXへの適用は今月31日が予定されており、30日の引けでポートフォリオのリバランスが必要となる。同証券の調べによれば、時価総額が500億円以上の銘柄で平均売買代金に対して3日分以上のインパクトが予想されるのは買い側では不二家やLINE <3938> 、パイロットコーポレーション <7846> 、大塚ホールディングス <4578> 、トラスコ中山 <9830> など。特に不二家に平均売買代金の約8.8倍の買いインパクトが予想されている。売りインパクトが大きいのはキヤノン電子 <7739> や富士ソフト <9749> 、象印マホービン <7965> などで、キヤノン電には、約4.6倍の売りインパクトが見込まれている。

■あさくま <7678>  1,500円 (+77円、+5.4%)

 あさくま <7678> [JQ]が急反発。7日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を7万株(発行済み株数の1.31%)、または1億円としており、取得期間は20年7月8日から21年1月7日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、企業価値を高めることが目的という。

■アスカネット <2438>  1,617円 (+82円、+5.3%)

 アスカネット <2438> [東証M]が続急伸。8日、同社が開発した空中結像を可能にするプレート(ASKA3Dプレート)を活用した非接触受付機が、くら寿司 <2695> が展開する回転寿司チェーン「無添くら寿司」店舗での実証実験に採用されたと発表しており、これが好感された。ASKA3Dプレートを活用した非接触タッチパネルは、従来のタッチパネルとは異なりウイルス、指紋、手油などが端末に付着することなく衛生的に利用できるのが特徴。今回の実証実験では「無添くら寿司 新世界通天閣店」で、従来の受付機とASKA3Dプレートを活用した非接触操作タッチパネルの衛生性・安全性に対する実験を行う予定。同社では、「無添くら寿司」店舗での設置拡大に期待しているという。

■ジェイリース <7187>  345円 (+16円、+4.9%)

 ジェイリース <7187> が急伸。8日、不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)と業務提携し、アットホームが提供する賃貸物件の入居申し込みをWeb上の専用フォームから行える「スマート申込」とシステム連携を開始すると発表しており、これが好感された。これにより、「スマート申込」を導入している不動産管理会社は、ジェイリースへの保証審査申し込みや、審査結果の確認をWeb上で行うことができるようになる。また、「スマート申込」で取得した入居申し込み情報がジェイリースの基幹システムに連携されることで、ペーパーレスでスムーズな保証審査が可能になるとしている。

■ハニーズHD <2792>  1,118円 (+23円、+2.1%)

 ハニーズホールディングス <2792> が3日続伸。7日の取引終了後に発表した21年5月期の業績予想で、連結経常利益が前期比68.2%増の42億円に回復する見通しを示しており、これが好材料視されたようだ。今期は新型コロナウイルスからの売り上げ回復を最優先課題とし、既存店売上高12.9%増を計画する。生産のASEANシフトで低価格・高品質商品の供給体制を強化するほか、好調なEC事業の拡大に注力する方針だ。なお、業績見通しは上期に事業活動が徐々に回復し、下期には正常化する仮定のもとに算出している。一方、年間配当は前期比10円減の30円に減配する計画とした。同時に発表した20年5月期の同利益は前の期比46.4%減の24億9700万円だった。

■Genky <9267>  3,590円 (+60円、+1.7%)

 Genky DrugStores <9267> が続伸。オリエントコーポレーション <8585> が8日、同社傘下のゲンキーと提携し、クレジット機能付ポイントカード「GENKY CREDIT&POINT CARD」の新規会員募集を開始したと発表しており、これが好材料視された。同カードは、国内外のマスターカード加盟店での利用でゲンキーポイントがたまるうえ、ゲンキー各店舗での利用でクレジットカード分とポイントカード分のポイントがダブルでたまるクレジット機能付ポイントカード。たまったポイントは、500ポイントごとに500円分のゲンキー各店舗で利用できる買物券に交換できるという。

■AIins <4488>  33,100円 (+350円、+1.1%)

 AI inside <4488> [東証M]が小幅に3日ぶり反発。同社は人工知能(AI)を活用したクラウド型OCRサービスを展開する企業。7日取引終了後、BizteX(東京都新宿区)とパートナー契約を締結したと発表しており、これが好感された。これにより、同社のAI-OCR「DX Suite」とBizteXが提供するiPaaS「BizteX Connect」やクラウドRPA「BizteX cobit」とのシステム連携が可能になるという。

※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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