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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】調整局面では押し目狙い、米ハイテク株上昇を想定したロング戦略


大阪9月限ナイトセッション
日経225 22340 +290 (+1.31%)
TOPIX 1570.0 +18.0 (+1.15%)
CME先物 22335 +285
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 29日の米国市場は、 NYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が上昇。引き続き、新型コロナウイルスの感染が拡大していることが重荷となったが、運航停止中の主力機「737MAX」の試験飛行が伝わったボーイングが大幅高となり、NYダウをけん引。また、ハイテク株へも買いが広がり、相場を押し上げる形となった。

 シカゴ先物清算値は大阪比285円高の2万2335円だった。日経225先物ナイトセッションは、2万2110円と日中比60円高で始まり、開始直後には2万2040円まで売られる場面もみられた。その後はリバウンドをみせて2万2100~2万2200円辺りでのレンジ推移が続いていたが、米国市場の上昇の流れを受けて一時2万2370円まで上げ幅を広げている。買い一巡後は2万2300~2万2350円辺りでの保ち合いとなり、2万2340円で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなるが、米国市場をけん引しているのがボーイングであり、相場全体への波及期待はそれほど大きくないだろう。ただ、2万2000円割れは押し目買いのタイミングとの見方となったため、これまでのレンジ相場は継続。テクニカル面では25日移動平均線を挟んでのこう着になりそうだ。

 なお、半導体のマイクロンテクノロジーが取引終了後に発表した3-5月期決算は、売上高が市場予想を上回ったほか、6-8月期予想も予想以上だった。そのため、30日の米国市場におけるハイテク株の上昇を想定したロングポジションが若干積み上がる可能性があり、調整局面では押し目を狙いたいところだ。

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