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【材料】<注目銘柄>=エニグモ、業績の底打ち観測が高まる

エニグモ <日足> 「株探」多機能チャートより
 エニグモ<3665>に注目したい。株価は3月中旬の年初来安値から既に2倍以上の上昇パフォーマンスをみせているが、昨年5月には分割後修正値で1662円の高値があり天井は高い。足もと13週移動平均線と26週移動平均線のゴールデンクロスを示現しており、ここは追撃買いで妙味がある。

 個人輸入代行ソーシャル通販サイト「バイマ」を運営しており、売買参加者の手数料が収入源となる。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う海外各国でのロックダウンにより国際物流に混乱が生じ、21年1月期第1四半期(2~4月)単独決算は、売上高13億4300万円(前年同期比2.0%減)、営業利益4億7600万円(同21.1%減)と低調だった。

 ただ、外部環境の変化に対応した方策を迅速に実施したことや、ここにきて経済活動が漸次再開されるなどで消費者マインドも改善、足もとでは取り引きが活発化している。総取扱高は、5月が前年同月比3%増、6月は10日までの累計実績で前年同期比30%増と急回復している。新型コロナウイルスはいったん収束したあとも再び感染が広がることへの警戒感が拭えず、海外渡航ニーズの減少を背景とした買い物代行需要が同社には追い風材料となる。(れい)

出所:MINKABU PRESS

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