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【市況】日経VI:小幅に上昇、市場心理は良好も株価の高値警戒感ただよう

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比+0.38pt(上昇率+1.39%)の27.76ptと上昇した。なお、高値は29.98pt、安値は27.05pt。市場予想を上回る経済指標を受けた前日の米株高など良好な外部環境を背景に、225先物は早い段階から22980円まで上げ、節目の23000円を窺う場面があった。一時1ドル=109円台まで進んだ円安も株価支援材料となった。こうした市場心理の好転を受けて日経VIは低下して始まったが、高値警戒感から225先物もさすがに伸び悩み、この動きに合わせる形で日経VIも上昇していった。ただ、その後は、押し目買いが入り、225先物の上昇基調に合わせて日経VIも上げ幅を縮小し、小幅な上昇にとどまった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《YN》

 提供:フィスコ

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