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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):内田洋行、レオパレス21、ギフトなど

ヤクルト <日足> 「株探」多機能チャートより

ヤクルト<2267>:6770円(+200円)
大幅反発。野村証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も5800円から8100円にまで引き上げている。海外では、中期的にヤクルト製品が浸透していくとの見方に変化ないなか、国内に関しては、高付加価値戦略の効果による単価上昇で収益が拡大していくとの見方に改めているもよう。22年3月期以降は力強い利益成長に移行し、24年3月期営業利益は625億円に達すると予想している。


スカパーJ<9412>:449円(+18円)
大幅反発。前日に業績予想の修正、並びに、25日に決算発表を行うことを発表している。営業利益は従来予想の150億円から153億円に上方修正、微増益となる見通し。メディア事業の加入者減で営業収益は減少するものの、技術関連費用や経費が減少したようだ。21年3月期業績見通しに関しては、視聴料関連収入は減少予想だが、宇宙事業では「JCSAT-17」サービス開始が売上に貢献と見込んでいる。


内田洋行<8057>:7060円(+100円)
ストップ高。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は82.8億円で前年同期比2.3倍となり、通期予想は従来の58億円から65億円に上方修正している。Windows10更新需要や軽減税率制度対応需要、大型案件などの一巡が想定されたものの、ICT関連や環境構築関連ビジネスは想定以上に高水準の推移が続いているようだ。なお、新型コロナの影響による一部納入延伸なども見込んでいるもよう。


レオパレス21<8848>:241円(-32円)
急落。20年3月期最終損益は700億円を超える赤字だったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想は304億円の赤字であった。建築基準法に適合しないアパートを施工していた問題で空室が増加し、補修工事に要する費用も膨らんでいるようだ。また、全体の15%強に当たる1000人規模の希望退職者を募ることが分かったともされている。なお、会社側では、803億円の赤字見通しであり、業績修正は本日公表予定としている。


アイリック<7325>:1182円(-91円)
大幅に3日続落。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、20年6月期の株主優待制度を変更すると発表している。保有株式数に応じて進呈する株主優待ポイントを従来の5000-4万ポイントから3000-1万ポイントに変える。6月30日現在の株主が対象。優待ポイントの減額が嫌気されていることに加え、株価が25日移動平均線を下抜けたことも売り圧力を強めているようだ。


ギフト<9279>:1612円(+141円)
年初来高値。5月の既存店売上高が前年同月比9.9%減だったと発表している。前月(24.4%減)から減少幅が縮小した。客数は16.0%減(前月29.1%減)、客単価は7.4%増(同6.7%増)。全店ベースの売上高は16.0%増(同7.5%減)とプラスに転換した。月前半は外出自粛などの影響で顧客の来店頻度が低下したが、後半は緊急事態宣言の解除を受けて来店頻度が高まり、売上高の改善に寄与した。
《ST》

 提供:フィスコ

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