市場ニュース

戻る
 

【特集】ハマキョウ Research Memo(1):独立系の物流一括受託3PL大手

ハマキョウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■要約

ハマキョウレックス<9037>は、独立系の物流一括受託(3PL)大手。営業収益構成比は物流センター事業と貨物自動車運送事業がほぼ半々の比率となっており、これまで近鉄物流(株)(現 近物レックス(株))等を買収して事業の成長に努めてきた。3PL(3rd Party Logistics)とは、顧客の物流全般を包括的に請負い、物流費圧縮や業務効率化を実現する、言わば「物流業務のアウトソーシング」である。同社は、この分野において豊富な実績がある。

静岡県浜松市において1971年に創業。以来、急速な成長を遂げ、現在は全国展開しているだけでなく、中国など海外にも拠点を持っている。産業界全般で物流を含めた総合的な事業体制の見直しが進むなか、3PLのニーズは年々高まりつつある状況だ。2020年3月期末で物流センターは前連結会計年度末から2ヶ所増え117センターとなった。そのほか既に受注済みの案件以外にビジネスとして進めている案件が多数存在することから、成長途上にある印象が強い。なお、2021年3月期中に延床面積3,300坪の自社センターを愛知県内に建設する予定であり、これも収益に貢献しそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)

《EY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均