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【材料】<動意株・1日>(前引け)=東邦鉛、ブレーキ、ブシロード

東邦鉛 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東邦亜鉛<5707>=買い戻しの動き再加速。同社が前週末5月29日取引終了後に発表した20年3月期の決算は金属相場の下落や亜鉛の販売減少などが響き、営業損益が142億1700万円の大幅赤字に転落した。しかし、業績悪については織り込みが進んでおり、続く21年3月期について営業損益は14億8000万円と黒字転換を見込んでいることもあって、空売り買い戻しの動きが再び加速する形となった。

 曙ブレーキ工業<7238>=ストップ高。5月29日取引終了後に発表した20年3月期の連結経常損益は11億2100万円の黒字(前の期は28億800万円の赤字)に浮上して着地。従来予想の4億円の黒字を大幅に上回っており、これを好感する買いが向かっている。北米や中国向けの大幅な受注減少で売上高は2割減少したものの、日本での固定費削減や北米での人員適正化、経費削減などの構造改革効果で採算は大きく改善した。また、非開示としていた最終損益は取引金融機関からの債務免除益560億円などを計上したことで、248億5500万円の黒字(前の期は182億6400万円の赤字)となった。なお、21年3月期の業績見通しについては配当(無配)以外開示しなかった。

 ブシロード<7803>=大幅続伸。前週末29日の取引終了後、IGポート<3791>100%子会社で、電子コミックの配信サービス「マンガドア」を運営するリンガ・フランカの株式の50.0%を6月1日付で取得し、持ち分法適用関連会社化すると発表した。今回の資本提携は、グループはメディアミックス機能を拡充し、重点領域であるデジタル領域を強化することが目的。また、この提携を皮切りにリンガ・フランカの親会社であるIGポートと協調を図るとしている。取得価額は1億5000万円。なお、20年7月期業績への影響は軽微としている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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