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【通貨】外為サマリー:一時107円00銭台に軟化、リスク回避のドル売り優勢

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=107円11銭前後と前日の午後5時時点に比べ70銭強のドル安・円高となっている。

 朝方には実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)による国内輸入企業のドル買い思惑などから107円71銭をつける場面もあったが、その後はリスク回避的なドル売り・円買いが優勢だった。中国が28日に全国人民代表大会(全人代)で香港の統制を強化する「香港国家安全法」の制定方針を採択しことに対し、トランプ米大統領がきょう予定している会見を前にして米中対立の激化懸念が一段と高まった様子。また、白人警察官から暴行を受けて黒人が死亡した事件に絡み米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊でデモ隊が暴徒化していると伝えられたことも投資家心理を冷え込ませ、午後2時頃には一時107円09銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1101ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0090ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=118円90銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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