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【市況】29日の株式相場見通し=反落、米中の対立激化懸念で目先売り優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均は5日ぶりに反落となりそうだ。前日は欧州株式市場が総じて高かったものの、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに終盤失速してマイナス圏で引けた。トランプ米大統領が29日に中国に関する会見を開くことが伝わり、「香港国家安全法」の制定方針が中国全人代で採択されたことに対する制裁措置が発動されることへの警戒感が足もと利益確定の動きにつながった。東京市場でも今週に入ってから日経平均は1500円以上の大幅な上昇をみせていたこともあって、過熱感も意識されており目先は買いポジションを軽くする動きが想定される。

 28日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比147ドル63セント安の2万5400ドル64セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同43.369ポイント安の9368.989だった。

 日程面では、きょうは4月の完全失業率、4月の有効求人倍率、4月の鉱工業生産指数(速報値)、4月の商業動態統、5月の消費動向調査、4月の住宅着工など。海外では5月の仏CPI(速報値)、5月のユーロ圏消費者物価異数(速報値)、5月の米消費者態度指数(確報値)、5月の米シカゴ購買部協会景気指数、4月の米個人所得・個人支出など。

出所:MINKABU PRESS

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