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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 凸版、三桜工、TOWA (28日大引け後 発表分)

凸版 <日足> 「株探」多機能チャートより

 28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 凸版印刷 <7911>   ★前期最終を43%上方修正、配当も20円増額
 ◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の600億円→860億円に43.3%上方修正。増益率が46.2%増→2.1倍に拡大し、従来の22期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。情報コミュニケーション事業分野でSP関連や電子書籍が拡大したほか、生活・産業事業分野では低差益受注品の見直しや原価削減の進展で採算が改善した。投資有価証券売却益が増加したことに加え、減損損失が想定を下回ったことも最終利益を大きく押し上げた。
  併せて、創立120周年記念配当を実施する形で、前期の年間配当を従来計画の40円→60円に大幅増額修正した。

 高田工 <1966> [東証2]  ★前期経常は4%増益で着地、前期配当を10円増額
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比4.4%増の22.5億円に伸び、従来予想の18億円を上回って着地。エレクトロニクス関連設備の建設工事は減少したものの、電力設備の建設工事が増加し、増収を確保した。工事運営の効率化を進めたことも増益につながった。
  併せて、創業80周年記念配当を実施する形で、前期の年間配当を10円→20円(前の期は10円)に増額した。
  なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

 TOWA <6315>   ★今期経常は3.1倍増益へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比31.1%減の6.4億円に落ち込んだものの、続く21年3月期は前期比3.1倍の20億円に急拡大する見通しとなった。今期は5G関連やサーバー向け設備投資需要が増加する中、半導体製造装置の販売が伸びるほか、新事業も拡大し、14.8%の大幅増収を見込む。

 三桜工 <6584>   ★前期経常は3.3倍増益で着地
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比3.3倍の47.2億円に急拡大し、3期連続増収となった。中国や欧州での新規量産品の立ち上がりが寄与し、増収を確保。国内・欧州を中心に生産改善による品質ロス低減や固定費削減が進んだことも大幅増益の要因となった。
  なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

 第一商品 <8746> [JQ]  ★非開示だった前期経常は10倍増益、4期ぶり5円で復配
 ◆非開示だった20年3月期の経常利益(非連結)は前の期比10倍の11.2億円に拡大する見通しとなった。主力とする貴金属市場で売買手数料収入が大きく伸びたことが寄与。経費抑制を継続したことも大幅増益につながった。
  業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、4期ぶりに復配する方針とした。

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