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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、米中対立を警戒


■上昇、世界的な経済再開にともなう資源価格反発で買い

先週の豪ドル・円は上昇。中国が豪州産大麦に対して反ダンピング関税および反補助金関税を課すと発表したことが懸念されたが、欧米諸国で社会・経済活動再開の動きが広がり、需要持ち直し期待から原油などの資源価格は反発。これらの動きを意識してリスク選好的な豪ドル買いが広がった。取引レンジ:68円66銭-71円09銭。

■もみ合いか、米中対立を警戒

今週の豪ドル・円はもみ合いか。世界的な経済再開の動きにともなう資源価格の反発余地が見込まれている。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨には、マイナス金利への言及がなかったことも意識されそうだ。ただ、中国による対豪経済圧力第3弾や米中対立の激化が警戒されており、リスク回避的な豪ドル売りが広がる可能性は残されている。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:69円50銭-71円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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