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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 三井金エンジ、オイシックス、洋缶HD (21日大引け後 発表分)

三井金エンジ <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 三井金エンジ <1737> [東証2]  ★前期経常が上振れ着地・今期は4.4倍増益へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比88.6%減の2.6億円に落ち込んだが、従来予想の1億円を上回って着地。続く21年3月期は前期比4.4倍の11.5億円に回復する見通しとなった。前期は工事原価の低減や販管費の削減が想定より進み、計画上振れ着地となった。今期は豊富な受注残高を背景に、エンジニアリング事業の収益急改善を見込む。

 オイシックス <3182>   ★今期営業は22%増益へ
 ◆20年3月期の連結営業利益は前の期比6.7%増の24.6億円と従来予想の22億円を上回って着地。続く21年3月期の同利益は前期比21.6%増の30億円に伸びる見通しとなった。前期は3月以降、新型コロナウイルスによる外出不安や自粛の意識が高まったことで、宅配の需要が増加したことが上振れの要因となった。今期は足もとの食材宅配需要の増加が追い風となり、主力のオイシックスを中心に業績が拡大する見込み。

 パピレス <3641> [JQ]】 ★今期経常は20%増益へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比25.2%減の14.9億円に落ち込んだものの、続く21年3月期は前期比20.0%増の17.8億円に伸びる見通しとなった。今期は国内電子書籍市場が想定以上に成長するなか、引き続き広告販促を強化し、マンガ・電子書籍のレンタルサイト「Renta!」の知名度向上と売上拡大を目指す。一方、海外市場の開拓やコンテンツ制作数の増加など新規事業への積極投資を継続する方針。

 洋缶HD <5901>   ★前期経常を一転1%増益に上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の245億円→280億円に14.3%上方修正。従来の11.8%減益予想から一転して0.8%増益見通しとなった。売上高が計画通りとなるなか、新型コロナウイルスの影響を考慮し、保守的に見積もっていたことで上振れ着地となった。

 ユニバー園芸 <6061> [JQ]  ★7-3月期(3Q累計)経常が33%増益、対通期進捗率93%
 ◆20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比32.5%増の9.4億円に拡大して着地。主力のグリーン事業で観賞植物レンタルの国内契約数を伸ばしたことに加え、米国子会社の経費削減や業務効率化が進んだことが収益拡大の要因となった。
  通期計画の10.1億円に対する進捗率は93.2%に達しており、業績上振れが期待される。

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