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【特集】安田倉庫 Research Memo(2):首都圏を中心に好立地の拠点とソリューションサービスが強みの100年企業

安田倉 <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要
安田倉庫<9324>は2019年12月に創立100周年を迎えた、旧安田財閥系の総合物流企業である。国内外での保管、流通加工、輸配送など総合物流サービスを主力事業とし、首都圏の好立地にある拠点網を中心に北海道、関西、九州、北陸と全国ネットワークを有する。物流サービスをワンストップで提供するほか、メディカルやIT機器キッティングなど顧客や商品特性に合わせカスタマイズした、特徴的なソリューションサービスも提供している。中国やASEANをつなぐネットワークもあり、陸・海・空の輸送手段を一元的にコーディネートする国際複合一貫輸送サービスも手掛けている。不動産事業では、東京や横浜の好立地でオフィスビルなどの賃貸サービスなどを行っている。

2. 沿革
後に衆議院議員となる守屋此助による神奈川県橘樹郡子安村(現在の横浜市神奈川区守屋町)の埋め立て事業に対し、安田財閥総帥の安田善次郎(やすだぜんじろう)が安田保善社(現 安田不動産( 株 ))を通じて資金を援助、1919年12月20日に創立された興亜起業株式会社が同社の起源である。1924年に横浜市で普通倉庫業を開業(現 守屋町営業所)、1932年に東京市芝区(現 港区海岸)に東京営業所(現 芝浦営業所)を開設、1942年には社名を安田倉庫株式会社と改称した。その後、東京と横浜を中心とする全国に拠点を展開、1999年には東京証券取引所第2部に上場、2000年には中国に現地法人を設立した。2005年に東京証券取引所第1部に上場、物流品質の向上と海外展開を加速させている。2013年から2014年にかけて一部ソリューションサービスを進化させ、成長ドライバーと期待されるメディカルやIT機器キッティングをジャンルとして確立した。2019年には大西運輸を、2020年にはオオニシ機工をそれぞれ子会社化し、北陸3県(石川、富山、福井)へと拠点を拡大した。同年12月に創立100周年を迎え、中長期成長へ向けて着実に歩を進めている。

3. 内外のネットワーク
同社は、同社及び倉庫作業請負業の(株)ヤスダワークスや陸運業の安田運輸(株)、航空貨物取扱業の芙蓉エアカーゴ(株)、北陸地盤の大西運輸(株)、中国で倉庫業を営む安田物流(上海)有限公司など子会社14社で構成され、物流事業及び不動産事業並びにこれらに関連する業務を、グループ一体となって展開している。首都圏には京浜エリアの好立地を中心に本社ほか19拠点、北海道3拠点、関西圏3拠点、九州1拠点というネットワークになっている(ほかに大西運輸の北陸4拠点)。また、海外にも中国10拠点、ベトナム4拠点、インドネシア2拠点を有し、首都圏中心に日本全国と中国・ASEANの主要地域をカバーする物流ネットワークを構築している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《YM》

 提供:フィスコ

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