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【市況】株価指数先物【昼のコメント】ショートポジションは取りづらく、下値を切り上げてくる展開も意識


 日経225先物は11時30分時点、2万1300円(+0.64%)前後で推移している。先週末の米国市場の上昇を受けて、寄り付きは2万70円とシカゴ先物清算値(2万20円)を上回って始まった。東京都では新型コロナウイルスの感染者数が減少しており、経済活動再開への期待なども材料視されている。

 買い一巡後は2万円どころでのこう着感が強まり、前場半ばには1万9990円と、2万円を割り込む場面がみられた。しかし、グローベックスの米株先物はNYダウが上昇して推移していることもあり、先物主導による断続的な買いが入っており、前引けにかけて上げ幅を拡大させている。

 日経225先物は前引け間際に2万190円まで上昇している。ランチタイムにおいても底堅い値動きをみせている。ただし、日経平均をけん引している銘柄の一つであるソフトバンクグループ <9984> は引け後に決算発表を控えているため、後場は上値の重さが意識される可能性がある。また、東京エレクトロン <8035> などハイテク株が総じて軟調であり、方向感を掴みづらくさせる。

 もっとも、ファーストリテイリング <9983> がプラス圏で推移しているため、売り込みづらいところである。また、グローベックスの米株先物の強い値動き、日経平均の2万円どころでの底堅さを背景に、ショートポジションは取りづらいだろう。押し目買い意欲は強く、底堅さが意識される場面においては、じりじりと下値を切り上げてくる可能性もありそうだ。

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