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【市況】株価指数先物【昼のコメント】後場は日銀ETF買い、来週の追加緩和期待も下支え


 日経225先物は11時30分時点、1万9250円(-0.62%)前後で推移。シカゴ先物清算値(1万9355円)にサヤ寄せする格好から1万9340円で始まると、その後1万9190円まで下げ幅を広げる場面もみられた。ただし、決算を発表した中外製薬<4519>、オムロン<6645>の上昇が寄与する形で下げ渋りをみせており、前引けにかけては日銀のETF買い入れによる需給要因を意識した底堅い展開になった。

 前引けのTOPIXは0.62%の下落だったことから、後場は日銀のETF買いが入るとみられる。前場の東証1部の売買高は4億8200万株、売買代金は7994億円にとどまっており、薄商いの中で日銀のインパクトはそれなりに大きいだろう。来週には日銀の金融政策決定会合において、追加緩和が期待されており、やや自律反発の動きが意識されやすい。

また、新型コロナウイルス感染拡大への警戒から、出口戦略に市場の関心が向っており、1万9000円が足元のサポートになっている。ゴールデンウイーク突入前の買いたいニーズも若干拡大していることから、目先的には1万9000円を大きく割り込む可能性は低そうである。

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