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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】原油安を嫌気した売り先行もレンジ下限での底堅さに期待


大阪6月限ナイトセッション
日経225 19320 -320 (-1.62%)
TOPIX 1406.5 -25.0 (-1.74%)
CME先物 19310 -330
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 20日の米国市場は NYダウ、S&P500、 ナスダックの主要な株価指数は反落となり、NYダウは590ドルを超える下落。原油先物価格が過去最大の下落を記録し、初めてマイナス価格となった。需要減退から貯蔵施設の能力は限界に近づいているとされ、現物の受け渡しを避けようとした期先への乗り換えが加速した。原油先物相場のパニック的な下落が嫌気された格好である。足元で新型コロナウイルス感染が収束に向かうとの期待から相場が大きく上げたため、目先の利益を確定する売りも出た。

 日経225先物のナイトセッションは1万9310円となり、日中比320円安だった。シカゴ先物も330円安の1万9310円と下落している。前日の米株先物の流れからはNYダウで200ドル安ほどの下げは想定されていたが、さすがに原油先物価格がマイナスになることは想定外であり、嫌気売りが先行しやすいだろう。

 もっとも、1万9500円どころを支持線とすることはできなかったが、足元でのレンジ下限である1万9000円に接近する局面においては、底堅さが意識されやすいところである。また、昨日の手口面では日経225先物、TOPIX先物いずれもソジェンが買い越しており、ショートカバーの動きが出ているとみられる。ボトム水準に接近する局面においては、カバーの動きなども底堅さにつながる可能性がありそうだ。

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