【市況】９日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は２８５ドル高と続伸

　９日の米株式市場は、ＮＹダウが前日比２８５．８０ドル高の２万３７１９．３７ドルと続伸した。

　新型コロナウイルスへの対応策として、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は一般企業に対する融資など２兆３０００億ドルの緊急資金供給策を発表。大企業などから社債の買い取りを行うことも明らかにした。これを受け、ＮＹダウ、ナスダックともに値を上げた。ただ、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国と非加盟国との会合で減産が合意されたものの、減産規模は小さいとの見方からエネルギー関連株は軟調だった。ＪＰモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど大手銀行株が高く、ボーイングやアメリカン航空グループが値を上げた。アップルやフェイスブックが上昇した。半面、エクソン・モービルやシェブロンは安く、インテルやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーなど半導体株が値を下げた。ジョンソン＆ジョンソンやシスコシステムズも安い。

　ナスダック総合株価指数は、同６２．６７２ポイント高の８１５３．５７５と続伸した。出来高概算は、ニューヨーク市場が１５億６６２万株となった。

出所：MINKABU PRESS