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【市況】東京株式(前引け)=反落、前日までの上げの反動で利食い優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比84円98銭安の1万9268円26銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は6億1537万株、売買代金概算は1兆414億円。値上がり銘柄数は841、対して値下がり銘柄数は1255、変わらずは72銘柄だった。

 前日の米株市場の大幅高も、ここ日経平均は急速な戻りをみせていたこともあり、目先は利益確定の動きが優勢となった。朝方は為替のドル高・円安などを背景にプラス圏で推移する場面もあったが上値を買う動きは乏しく、その後は売り圧力に押される展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は依然として強いものの、欧米での感染拡大ペースが鈍化しているとの観測もあり、下値を売り込む動きも限定的。

 富士フイルムホールディングス<4901>が値を下げ、トヨタ自動車<7203>も軟調。NTTドコモ<9437>が売られ、デンカ<4061>も安い。オイシックス・ラ・大地<3182>、ビックカメラ<3048>が大幅安、インターネットイニシアティブ<3774>も大きく利食われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が頑強な値動き、資生堂<4911>も高い。ファナック<6954>も上値指向。このほか、メディアカル・データビジョン<3902>はストップ高に買われた。

出所:MINKABU PRESS

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