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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】米株下落でセンチメント悪化も売り込みづらい需給状況


大阪6月限ナイトセッション
日経225 18970 -180 (-0.93%)
TOPIX 1404.5 -15.0 (-1.05%)
CME先物 18975 -175(清算値)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 7日の米国市場ではNYダウが26ドル安と小幅に下落。 新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍っているとの見方から景気敏感株を中心に買い戻され、一時900ドルを超す上昇もみられた。しかし、次第に戻り待ちの売りに押される中、原油相場の下落も嫌気されている。この影響から日経225先物のナイトセッション、シカゴ先物においても一時1万9860円まで上昇する場面がみられたが、結局は1万9000円を割り込んでいる。

 昨夕の段階で米株先物は強い動きをみせており、これを受けた日経225先物についても、1万9500円を回復していた。依然としてボラティリティは高止まりしているため、神経質にさせそうである。ただし、米国では素材、エネルギーが上昇する半面、公共事業、生活必需品が下落しており、前日の日本同様にアンワインドの流れといったところであろう。

 引き続き値動きの荒い展開が想定されるが、新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍っている状況からは、売り込みづらい需給状況である。また、 TOPIXがマイナス圏での推移となるようだと、日銀によるETF買い入れに伴う需給の下支えも意識されやすい。

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