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【市況】日経VI概況:低下、大規模経済対策などが下支え、一時30pt台付ける

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比-1.07pt(下落率2.59%)の40.11ptと低下した。なお、高値は42.42pt、安値は39.50pt。新型コロナ感染者数のピークアウトの兆候を好感した前日の米国株大幅高や、事業規模108兆円の大規模経済対策を下支えに、本日の東京市場では225先物が19000円台を回復。引き続き、先行きについては楽観視できないという警戒感も残っていたことから、上値の重さが目立つ場面もあったが、全体としてはリスクオンムードが優勢だった。こうした背景から、市場の不安心理を表す日経VIはもみ合いながらも低下し、一時は3月24日以来となる30pt台を付ける場面もあった。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《YN》

 提供:フィスコ

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