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【市況】株価指数先物【昼のコメント】レンジ上限レベルでの底堅さを見極め


 日経225先物は11時30分時点、1万8800円(+1.29%)前後で推移している。ショートカバーを中心とした米国市場の流れを受けて、1万8930円から始まると、現物の寄り付き直後には1万9150円まで上げ幅を広げた。その後は上げ幅を縮めており、ナイトセッションでのもち合いレンジ近辺で推移している。

 そのため、朝方の上昇部分は帳消しにしているため、強弱感が対立しやすいところ。ナイトセッションでのもち合いレンジは、前日の23時以降では1万8700~1万8800円水準だった。そのため、レンジ上限レベルでの底堅さが保てず、1万8700円台での推移が続くようだと、レンジを下放れてくる可能性がある点には注意しておく必要がある。

 TOPIXの前引けは1.21%高だったため、日銀のETF買いは入らないだろう。緊急事態宣言と合わせて緊急経済対策の発表によって経済への下支えが意識されるため、新たなショートポジションは積み上がらないと考えられる。新型コロナウイルスに関しては、海外でのピークアウト感も意識されてきており、市場の底堅さを見極めたいところであろう。

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