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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

フルッタ <日足> 「株探」多機能チャートより

■フルッタ <2586>  181円 (+50円、+38.2%) ストップ高

 フルッタフルッタ <2586> [東証M]がストップ高。同社はアサイーをはじめとするアマゾンフルーツの販売を中心に行うが、足もとの業績は赤字が続くなど低迷している。そうしたなか、31日取引終了後、新株予約権の行使などで20年3月期に債務超過を解消する見込みとなったことを発表、これを手掛かり材料にリバウンドを見込んだ投機資金の買いが集中した。

■cotta <3359>  293円 (+78円、+36.3%) 一時ストップ高

 cotta <3359> [東証M]が一時ストップ高で3日ぶり急反騰。1日の取引開始直後、同社オリジナル製品となる除菌水「アクアサニター」の3月1~31日の累計販売個数が2万個を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同製品は微酸性電解水による抗ウイルス効果があるとし、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム製の一般的な消毒薬では効きにくい菌などを短時間で除菌できるとしている。

■ブイキューブ <3681>  1,440円 (+249円、+20.9%)

 東証1部の上昇率トップ。ブイキューブ <3681> が8連騰。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が急速に広がるなか、テレワーク関連株への注目がいっそう高まっている。感染防止を目的とした外出規制や「ロックダウン」(都市封鎖)が囁かれるなか、企業も事業継続と感染リスクから従業員を守るために在宅勤務を推進しており、ここにきてテレワーク実行のための体制づくりが急務になっている。テレワーク関連株を牽引してきたブイキューブ <3681> は騰勢加速し年初来高値を更新しており、更に市場の注目度が増している。また、安全性と利便性を両立しながら解決するテレワークソリューション「SecureAccess(セキュアアクセス)」を展開するソリトンシステムズ <3040> 、子会社のジェイズ・コミュニケーションが、独自のコンテナ技術を用いた安全簡単なテレワークソリューションを扱っているセグエグループ <3968> なども全般波乱相場のなか上値指向となった。

■MRT <6034>  1,339円 (+226円、+20.3%) 一時ストップ高

 MRT <6034> [東証M]が急反騰。新型コロナウイルスの脅威が拡大するなか、オンライン診療「ポケットドクター」を手掛ける同社株に物色の矛先が向かった。安倍首相は3月31日の経済財政諮問会議で感染拡大を踏まえオンライン診療など規制緩和策の検討を指示、加えて加藤厚労相が「オンライン診療を初診から認める検討に入ると表明」したと伝わったことで、注目度が高まったようだ。遠隔医療については、多くの患者が病院に来ることで発生する医療崩壊を防ぐ方策として急速に注目が高まっている。

■メドレー <4480>  2,382円 (+400円、+20.2%) ストップ高

 遠隔医療(オンライン医療)関連株が軒並み高に買われた。31日に開催された経済財政諮問会議で、新型コロナウイルス感染症対策としてオンライン診療の規制を緩和し、原則対面診療とする初診もオンラインを認めることを検討する方針であることが伝わった。これを受けて、オンライン診療アプリ「クリニクス」を展開するメドレー <4480> [東証M]、同じくオンライン診療「ポケットドクター」を手掛けるMRT <6034> [東証M]のほか、健康・医療情報プラットフォームを主力とするWelby <4438> [東証M]、医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア <6095> [東証M]、医療情報サイト運営のケアネット <2150> [東証M]、電子カルテのイメージ ワン <2667> [JQ]などが急騰している。

■ビーマップ <4316>  611円 (+100円、+19.6%) ストップ高

 ビーマップ <4316> [JQG]がストップ高。同社は画像配信や位置情報、無線LAN設置、コンテンツの企画制作などを手掛けるが、31日取引終了後、Wi-Fiを活用した飲食店オーダーシステムに関する特許を2月29日付で取得したことを発表、これがポジティブサプライズとなり買い人気が集中した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、遠隔手話通訳システムの採用が自治体・団体で相次いでいると発表したことも投資資金の流入を加速させている。

■ポート <7047>  611円 (+100円、+19.6%) ストップ高

 ポート <7047> [東証M]がストップ高。3月31日取引終了後、20年3月期の売上高を従来予想の38億1900万円から41億2000万円へ、経常利益を6億3900万円から7億円へそれぞれ上方修正すると発表したことが好材料視された。マーケティング効率の改善でファイナンス系メディアの送客数が想定より大幅に増加したことに加え、コストコントロールを進めたことが上振れの要因となった。なお、最終利益については今後の中期経営計画の策定における税効果会計の影響などで変動する可能性があるとし、業績予想を取り下げて未定に変更した。

■小僧寿し <9973>  19円 (+3円、+18.8%)

 小僧寿し <9973> [JQ]が急反騰。同社が31日に発表した「債務超過解消による猶予期間の解除」が買い材料。19年12月期に債務超過を解消したことに伴い、上場廃止の猶予期間入り銘柄から解除された。

■レーサム <8890>  760円 (+100円、+15.2%) ストップ高

 レーサム <8890> [JQ]がストップ高。3月31日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の7.9%にあたる300万株(金額で14億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視する買いが入った。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から4月30日まで。同時に、20年3月期の売上高予想を従来の690億円から550億円に下方修正した。ただ、各利益は据え置いたため、売り材料とはならなかった。資産運用事業で想定よりも高い利益率での物件売却が実現したことによるものとしている。

■大井電気 <6822>  2,909円 (+354円、+13.9%) 一時ストップ高

 大井電気 <6822> [JQ]が4連騰。底値圏から一気の戻り足をみせている。1日は一時500円高はストップ高となる3055円まで買われる人気となった。三菱電機系の情報通信機器メーカーで、国内商用サービスがスタートした次世代通信規格「5G」では中継機器を通信キャリア向けに手掛けるほか、基地局工事でも需要を捉えている。5G関連機器や基地局工事への展開を足場に来期には業績回復色が一段と強まる見通し。急騰力の強さに注目する向きも多い。

■ラウンドワン <4680>  621円 (+59円、+10.5%)

 東証1部の上昇率4位。ラウンドワン <4680> が急騰。31日の取引終了後に発行済株式数の10.5%に当たる1000万株、50億円を上限とする自己株取得枠を発表した。取得期間は4月2日~5月19日まで。1日は、大規模な自社株買いの実施を好感する買いが集まった。

■DyDo <2590>  3,910円 (+255円、+7.0%)

 東証1部の上昇率9位。ダイドーグループホールディングス <2590> が急反発。3月31日の取引終了後に発行済み株数の5.00%に当たる82万8000株、30億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は4月1日から6月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策及び株主価値向上を目的としている。

■FFRI <3692>  1,971円 (+86円、+4.6%)

 FFRI <3692> [東証M]が大幅に3日続伸。同社は3月31日取引終了後に、NEC <6701> と次世代エンドポイントセキュリティー「FFRI yarai」をOEM提供する契約を締結したと発表。今後の業績への寄与などが期待されたようだ。両社は昨年5月にサイバーセキュリティーに関する社会課題を解決するための包括的な協業体制を構築しており、今回のOEM契約はその一環。NECは主に中小企業や地方自治体にどのようなサービスが提供できるのか調査と実証を重ね、課題解決に向けた取り組みを協力して進めていく計画だとしている。

■フェリシモ <3396>  994円 (+41円、+4.3%)

 フェリシモ <3396> が大幅続伸。3月31日の取引終了後、集計中の20年2月期連結業績について、営業利益が1億1600万円から3億400万円(前期比43.1%減)へ、純利益が1億8300万円から3億6500万円(同47.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。生活雑貨及び手作り雑貨分野の売り上げが計画を下回ったほか、外部ファッションサイトでのファッション商品の売り上げが計画を下回ったことなどから売上高は302億7600万円から286億700万円(同1.0%減)へ下振れた。ただ、梱包仕様の変更などにより出荷関連コスト比率が予定を下回ったことに加えて、新規事業分野の広告費が減少したことが利益を押し上げたとしている。

■ブロッコリー <2706>  1,219円 (+47円、+4.0%)

 ブロッコリー <2706> [JQ]が大幅続伸。3月31日の取引終了後、集計中の20年2月期単独業績について、売上高が63億円から64億7900万円(前の期比8.4%増)へ、営業利益が4億円から6億8000万円(同15.9%減)へ、純利益が3億円から3億7800万円(同31.3%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。2月に開催したイベント会場でのグッズ売り上げが好調だったことや、「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」関連グッズにかかるロイヤルティー精算が製作委員会から行われたことなどが寄与したという。

■ライドオンE <6082>  1,386円 (+50円、+3.7%)

 ライドオンエクスプレスホールディングス <6082> が大幅続伸。3月13日につけた年初来安値880円を底に切り返しに転じており、1500円台を視界に捉えてきた。新型コロナウイルスが感染拡大するなか、強まる外出自粛要請に家庭内で食事をとる世帯が増加するとの思惑が、宅配すし「銀のさら」などを展開する同社の株価を後押ししており、巣ごもり消費関連の一角としても注目度が高い。

■サンバイオ <4592>  1,192円 (+32円、+2.8%)

 サンバイオ <4592> [東証M]が5日ぶりに反発。3月31日取引終了後、中国のOcumensionと網膜疾患における再生細胞薬の研究開発及び事業化で業務提携すると発表しており、これを好材料視する買いが向かった。業務提携を通じて両社は、網膜色素変性症及び加齢黄斑変性症(ドライ型)を適応疾患としたSB623細胞薬の開発と、視神経炎を適応疾患としたMSC2細胞薬の開発を共同で行う。業務提携の進捗に伴い、サンバイオは最高7100万ドルのマイルストーンを受領する可能性があるほか、中華圏の年間純売上高に対し、段階的に1ケタ台から2ケタ台前半のロイヤルティーを受け取るという。

■TDSE <7046>  1,831円 (+45円、+2.5%)

 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング <7046> [東証M]が続伸。3月31日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を7900万円から1億1900万円(前期比39.0%減)へ、純利益を5300万円から8100万円(同44.5%減)へ上方修正しており、これが好感されたようだ。一部案件が延期または中止となったことで、売上高は14億2200万円から13億7300万円(同1.6%増)へ下方修正した。ただ、研究開発による社内蓄積データのライブラリ化の強化などによりプロジェクトを効率的に推進したことで、外注費をはじめとする経費を大幅に削減できたことなどが寄与した。

■シイエム・シイ <2185>  1,460円 (+28円、+2.0%)

 シイエム・シイ <2185> [JQ]が反発。1日午前11時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.82%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から6月30日まで。併せて、名証2部上場記念配当2円を実施する形で、20年9月期の期末一括配当を従来計画の48円から50円(前期は40円)に増額修正したことを好感する買いも向かった。

■アンジェス <4563>  703円 (+12円、+1.7%)

 アンジェス <4563> [東証M]が4日ぶりに反発。3月5日に公表した、同社と大阪大学などが共同開発を進める新型コロナウイルス向けDNAワクチンに関して、発明の名称「コロナウイルス感染またはコロナウイルス感染に伴う症状の予防または治療ワクチン」を特許庁に特許出願したと発表したことが好感された。

■ネオス <3627>  520円 (+7円、+1.4%)

 ネオス <3627> が4日続伸。同社は昨年、政府が小中学生に1人1台のパソコンを配布する方針を打ち出したことをきっかけに、教育ICT関連として急浮上した経緯がある。しかし、その後の新型コロナウイルス感染拡大による全体相場の急落にはあらがえず、3月13日には364円とリーマン・ショック時以来、約11年ぶりの水準まで売られたが、ここを底値に切り返している。1日昼に、育伸社(東京都台東区)が提供する小学生向け教材「ほーぷ英語」に連動した学習アプリを開発したと発表しており、教育ICT関連株が再び注目されるなかにあって、上値指向を強めている。

※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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