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【市況】東京株式(前引け)=続落、新型コロナへの懸念高まるなか売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 1日前引けの日経平均株価は前営業日比177円03銭安の1万8739円98銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は6億2934万株、売買代金概算は1兆381億6000万円。値上がり銘柄数は776、対して値下がり銘柄数は1320、変わらずは68銘柄だった。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する懸念が日増しに高まっており、前日の米株安を受け東京市場でも売り優勢の地合いとなった。寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスとなるなど国内景況感の落ち込みが明らかとなり、事前の市場コンセンサスは上回ったものの、投資家心理の冷え込みを助長している。ただ、下値では値ごろ感からの押し目買いや買戻しが入り、朝方に1万8500円台まで売り込まれた後は下げ渋る展開となった。

 個別では任天堂<7974>が高く、トヨタ自動車<7203>も堅調。富士フイルムホールディングス<4901>も堅調。ブイキューブ<3681>は商いを伴い値上がり率トップに買われた。セグエグループ<3968>も値を飛ばした。半面、ソニー<6758>が軟調、NTTドコモ<9437>も売りに押された。ダブルスタンダード<3925>は急落、ダイトウボウ<3202>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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