市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ブイキューブ、ラウンドワン、栄研化

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ブイキューブ <3681>  1,397円  +206 円 (+17.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が急速に広がるなか、テレワーク関連株への注目がいっそう高まっている。感染防止を目的とした外出規制や「ロックダウン」(都市封鎖)が囁かれるなか、企業も事業継続と感染リスクから従業員を守るために在宅勤務を推進しており、ここにきてテレワーク実行のための体制づくりが急務になっている。テレワーク関連株を牽引してきたブイキューブ<3681>は騰勢加速し年初来高値を更新しており、更に市場の注目度が増している。また、安全性と利便性を両立しながら解決するテレワークソリューション「SecureAccess(セキュアアクセス)」を展開するソリトンシステムズ<3040>、子会社のジェイズ・コミュニケーションが、独自のコンテナ技術を用いた安全簡単なテレワークソリューションを扱っているセグエグループ<3968>なども全般波乱相場のなか上値指向となっている。

■レーサム <8890>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 レーサム<8890>がストップ高カイ気配。3月31日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の7.9%にあたる300万株(金額で14億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視する買いが入っている。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から4月30日まで。同時に、20年3月期の売上高予想を従来の690億円から550億円に下方修正した。ただ、各利益は据え置いたため、売り材料とはならなかった。資産運用事業で想定よりも高い利益率での物件売却が実現したことによるものとしている。

■ラウンドワン <4680>  629円  +67 円 (+11.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ラウンドワン<4680>が大幅高。31日の取引終了後に発行済株式数の10.5%に当たる1000万株、50億円を上限とする自己株取得枠を発表した。取得期間は4月2日~5月19日まで。この日は、大規模な自社株買いの実施を好感する買いが集まっている。

■DyDo <2590>  3,960円  +305 円 (+8.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 31日に発表した「5.0%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の5.0%にあたる82万8000株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から6月30日まで。

■サンバイオ <4592>  1,249円  +89 円 (+7.7%)  11:30現在
 31日に発表した「網膜疾患の再生細胞薬で中国社と提携」が買い材料。
 中国のOcumensionと網膜疾患における再生細胞薬の研究開発・事業化で業務提携。

■栄研化学 <4549>  2,057円  +86 円 (+4.4%)  11:30現在
 栄研化学<4549>が急反発。同社は31日、厚生労働省から「Loopamp新型コロナウイルス2019(SARS―CoV―2)検出試薬キット」の製造販売承認を取得したと発表したことが好感されている。4月中旬からの販売を予定している。

■Genky <9267>  2,100円  +35 円 (+1.7%)  11:30現在
 Genky DrugStores<9267>が反発している。3月31日取引終了後、3月度(2月21日~3月20日)の月次営業速報を発表。既存店売上高が前年同期比22%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新型コロナウイルスの影響でマスクや除菌関連商品、食品などの販売拡大が続いたようだ。既存店のうちR店(標準化された300坪のレギュラー店)は同28.7%増、大型店(300~900坪の店舗)は同16%増に伸びた。なお、全店ベースの売上高は同33.7%増だった。

■ケーヨー <8168>  502円  +8 円 (+1.6%)  11:30現在
 ケーヨー<8168>が反発。3月31日大引け後、20年2月期の経常損益(非連結)を従来予想の7億円の黒字から12億円の黒字(前の期は7億5300万円の赤字)へ71%上方修正すると発表しており、これを好感する買いが向かったようだ。売上高が計画通りに推移するなか、DCM商品の入れ替えや商品構成の良化で利益率が改善したことに加え、店舗作業の見直しを中心に経費削減を進めたことも利益上振れにつながったとしている。

■ニプロ <8086>  1,180円  -91 円 (-7.2%)  11:30現在
 31日に業績修正を発表。「今期配当を11.5円減額修正」が嫌気された。
 ニプロ <8086> が3月31日大引け後(17:00)に配当修正を発表。20年3月期の年間配当を従来計画の25円→13.5円(前期は28円)に大幅減額修正した。
  ⇒⇒ニプロの詳しい業績推移表を見る

■フルッタフルッタ <2586>  181円  +50 円 (+38.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 フルッタフルッタ<2586>が寄り付き大量の買い注文に値がつかず、ストップ高カイ気配となっている。同社はアサイーをはじめとするアマゾンフルーツの販売を中心に行うが、足もとの業績は赤字が続くなど低迷している。そうしたなか、31日取引終了後、新株予約権の行使などで20年3月期に債務超過を解消する見込みとなったことを発表、これを手掛かり材料にリバウンドを見込んだ投機資金の買いが集中している。

■cotta <3359>  295円  +80 円 (+37.2%) ストップ高   11:30現在
 cotta<3359>は急反騰。きょうの取引開始直後、同社オリジナル製品となる除菌水「アクアサニター」の3月1~31日の累計販売個数が2万個を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同製品は微酸性電解水による抗ウイルス効果があるとし、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム製の一般的な消毒薬では効きにくい菌などを短時間で除菌できるとしている。

■ビーマップ <4316>  611円  +100 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビーマップ<4316>が100円高はストップ高となる611円でカイ気配のまま張りついている。同社は画像配信や位置情報、無線LAN設置、コンテンツの企画制作などを手掛けるが、31日取引終了後、Wi-Fiを活用した飲食店オーダーシステムに関する特許を2月29日付で取得したことを発表、これがポジティブサプライズとなり買い人気が集中した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、遠隔手話通訳システムの採用が自治体・団体で相次いでいると発表したことも投資資金の流入を加速させている。

■ポート <7047>  611円  +100 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ポート<7047>はストップ高カイ気配。3月31日取引終了後、20年3月期の売上高を従来予想の38億1900万円から41億2000万円へ、経常利益を6億3900万円から7億円へそれぞれ上方修正すると発表したことが好材料視された。マーケティング効率の改善でファイナンス系メディアの送客数が想定より大幅に増加したことに加え、コストコントロールを進めたことが上振れの要因となった。なお、最終利益については今後の中期経営計画の策定における税効果会計の影響などで変動する可能性があるとし、業績予想を取り下げて未定に変更した。

■小僧寿し <9973>  19円  +3 円 (+18.8%)  11:30現在
 31日に発表した「債務超過解消による猶予期間の解除」が買い材料。
 19年12月期に債務超過を解消したことに伴い、上場廃止の猶予期間入り銘柄から解除された。

●ストップ高銘柄
 アイスタディ <2345>  1,340円  +300 円 (+28.9%) ストップ高   11:30現在
 Welby <4438>  1,349円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   11:30現在
 シーズメン <3083>  249円  +50 円 (+25.1%) ストップ高   11:30現在
 レオクラン <7681>  1,581円  +300 円 (+23.4%) ストップ高   11:30現在
 バーチャレク <6193>  429円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   11:30現在
 など、18銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均