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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:すららネットは大幅に反発、ギークスがストップ高

星医療 <日足> 「株探」多機能チャートより

<7634> 星医療 6060 +470
急伸し上場来高値。政府が新型コロナウイルスの感染拡大に備え人工呼吸器の増産を関連企業に要請する方針を示したと伝わり、買い材料視された。報道によると、西村康稔経済財政・再生相が「万が一の事態に備えて増産ができないかと調整している」と記者団に語った。星医療酸器は医療用ガスなどを手掛けており、人工呼吸器の増産で需要が拡大するとの思惑。医療用電子機器のフクダ電子<6960>も上場来高値を更新している。

<7060> ギークス 1123 +150
ストップ高。東証の承認を受け、4月3日から上場市場が第1部に変更されると発表している。ギークスは「更なる事業拡大と企業価値の向上に努める」とコメントしている。同社株は5月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入ったようだ。

<3998> すららネット 4885 +580
大幅に反発。19年12月期末に財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備が解消したと発表している。すららネットは19年3月28日付の内部統制報告書で、18年12月期末の財務報告に係る内部統制は有効でないことを開示していた。また、株価が2月26日に直近高値(7480円)を付けた後、3月13日には3410円まで下落した後は下げ渋っており、底打ち感が出ていることも買いやすさにつながったようだ。

<1994> 高橋ウォール 431 -1
一時443円まで大幅反発後マイナス転換。上限10万株(0.60億円)の自社株買いを実施すると発表。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.14%。取得期間は4月1日から9月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行をすることが目的。自社株取得に加え、13日に昨年来安値(382円)を付けた後、株価が下げ止まっていることも買い安心感につながったようだ。

<7094> NexTone 2060 -
公開価格(1700円)を2.4%下回る1660円で初値を付けた。著作権等管理、デジタルコンテンツディストリビューション、キャスティング・コンサルティングなどが主な事業。20年3月期の営業利益予想は前期比53.2%増の2.79億円。ストリーミング配信許諾の促進や投稿型映像配信サービスで、原盤使用料の増加を見込む。第3四半期累計の実績は2.52億円で、進捗率は90.3%。
《ST》

 提供:フィスコ

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