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【市況】日経VI概況:小幅に低下、終了間際に下げるも未だ50pt台の高水準

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比-0.38pt(下落率0.73%)の51.10ptと低下した。なお、高値は54.23pt、安値は47.39pt。新型コロナウイルス拡大による景気減速懸念の高まりから、前日の欧米市場はブラックマンデー以来の大暴落、NYダウは2352ドルと過去最大の下げ幅を演じた。225先物も1500円超と大暴落し、安値では16480円まで下げた。こうした市場心理の悪化から、日経VIも一時54.23ptまで上昇したが、取引終了近くになってからは、時間外の米株指数先物がプラスに転じたこともあり、225先物が一時18000円近くまで値を戻したことで、これに伴い日経VIも取引終了にかけて低下し、結局、前日比でも小幅に低下となった。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《YN》

 提供:フィスコ

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