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【注目】前週末6日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ラクーンHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■ラクーンHD <3031>  619円 (-107円、-14.7%)

 東証1部の下落率トップ。ラクーンホールディングス <3031> が続急落。5日取引終了後、20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の連結業績を発表。売上高25億3100万円(前年同期比17.0%増)、営業利益5億2700万円(同33.8%増)、純利益3億3800万円(同42.3%増)と増収増益となったものの、全般相場の下落に加えて、目先の材料出尽くし感が強まっている。主力のEC事業で、「スーパーデリバリー」が新規会員小売店舗数の増加もあって、国内流通額が増加したほか、 新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴うマスクの需要急増による海外流通額の拡大もあり順調に推移した。またフィナンシャル事業で、BtoB掛け売り代行サービスの「Paid(ペイド)」が伸長したことに加え、「T&G売掛保証」「URIHO」など売掛保証サービスも販売チャネルの拡大が奏功した。なお、通期業績見通しは、売上高34億5000万円(前期比15.8%増)、営業利益6億7000万円(同22.1%増)、純利益4億2500万円(同12.0%増)の従来予想を据え置いた。

■日本ハウス <1873>  327円 (-47円、-12.6%)

 東証1部の下落率3位。日本ハウスホールディングス <1873> が続急落。5日の取引終了後に発表した第1四半期(19年11月-20年1月)連結決算が、売上高74億8200万円(前年同期比10.2%減)、営業損益8億6700万円の赤字(前年同期6億2400万円の赤字)、最終損益9億8000万円の赤字(同6億6500万円の赤字)と赤字幅が拡大したことが嫌気された。主力の住宅事業で、期首受注残が前期と比較して25億円弱減少したことが響いたという。なお、20年10月期通期業績予想は、売上高430億円(前期比11.8%減)、営業利益27億円(同33.6%減)、最終利益16億円(同36.1%減)の従来見通しを据え置いている。

■コックス <9876>  160円 (-17円、-9.6%)

 カジュアル衣料専門店を展開しているコックス <9876> [JQ]が急反落。同社は5日取引終了後に、2月度の月次売上高速報を公表。既存店売上高は前年同月比2.0%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、1月の4.4%増からはやや鈍化。前日に急騰していた反動もあり、6日は売りが優勢となった。2月の既存店客単価は同10.5%増となった半面、客数は新型コロナウイルスの感染拡大などから同7.7%減にとどまった。なお、全店ベースの売上高は同1.7%減と、3ヵ月連続のマイナスとなった。

■ハナツアーJ <6561>  599円 (-61円、-9.2%)

 HANATOUR JAPAN <6561> [東証M]や共立メンテナンス <9616> 、京成電鉄 <9009> などインバウンド関連株が軒並み安。三越伊勢丹ホールディングス <3099> や高島屋 <8233> など百貨店株も安い。安倍首相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中国と韓国からの入国制限を強化する方針を発表。両国からの入国者は宿泊施設や医療施設などに2週間の待機を要請することとした。中国と韓国からの訪日客はインバウンドの主力であり、今回の入国制限強化による関連業界への一段の需要減少が懸念されている。

■積水ハウス <1928>  1,974.5円 (-136円、-6.4%)

 積水ハウス <1928> が続急落。同社は5日大引け後に決算を発表。20年1月期の連結経常利益は前の期比9.6%増の2139億円に伸びたが、21年1月期は前期比4.2%減の2050億円に減る見通しとなった。

■日金銭 <6418>  639円 (-38円、-5.6%)

 日本金銭機械 <6418> が続急落。5日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業損益を5億2000万円の赤字から10億円の赤字(前期19億7300万円の黒字)へ、最終損益を10億6000万円の赤字から21億5000万円の赤字(同12億8800万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。同社では、ドイツでのゲーミング法改正による需要の反動減や、国内遊技場向機器事業での「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」などへの対応の影響などで11月に通期見通しの下方修正を発表。これを受けて、来期以降の業績回復を目指して拠点、人員、在庫、資産などの再配置や最適化を含む体制の再構築を実施するための費用を計上することになり、これが損益を悪化させるという。なお、売上高は259億円(同17.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■新家工 <7305>  1,183円 (-61円、-4.9%)

 新家工業 <7305> が大幅反落。5日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を435億円から412億円(前期比4.8%減)へ、営業利益を19億円から11億5000万円(同44.3%減)へ、純利益を12億円から7億円(同53.4%減)へ下方修正したことが嫌気された。原材料価格が高値で推移しているものの、建築関連や自動車関連などの需要が弱含んでいることから、販売価格への転嫁が難しい状況となっていることが売上高・利益を押し下げるとしている。

■トヨタ <7203>  6,794円 (-214円、-3.1%)

 トヨタ自動車 <7203> やホンダ <7267> 、マツダ <7261> など自動車株が安い。5日のNYダウが急落したほか、為替市場で急激な円高が進行したことが嫌気された。トヨタとホンダの今期想定為替レートは1ドル=108円に設定されており、足もとの円高は業績の悪化要因となる。

■ラウンドワン <4680>  767円 (-22円、-2.8%)

 ラウンドワン <4680> が続落。5日の取引終了後に発表した2月度の売上状況(速報)で、既存店売上高は前年同月比5.3%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、政府から全国の小中・高校に休校要請がなされた2月28日から3月4日までの業績は、前年同期比マイナス15%前後で推移しているとしており、これが嫌気された。なお、2月はうるう年で土曜日が1日多かったことや祝日が1日多かったことを勘案すると、実質はマイナス1%程度だったとしている。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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