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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:任天堂、オプティム、三井物

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■グリー <3632>  448円  +18 円 (+4.2%)  11:30現在
 グリー <3632> が大幅高。4日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.2%にあたる500万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月5日から9月23日まで。

■オプティム <3694>  4,120円  +150 円 (+3.8%)  11:30現在
 オプティム <3694> が大幅続伸。4日大引け後、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■三井物産 <8031>  1,784円  +56 円 (+3.2%)  11:30現在
 三井物産 <8031> が続伸。4日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる3000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月9日から6月23日まで。

■任天堂 <7974>  38,050円  +800 円 (+2.2%)  11:30現在
 任天堂<7974>が続伸、売買代金は全上場企業の中でソフトバンクグループ<9984>に次ぐ第2位と活況だ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動制限を背景に、家庭用ゲーム機やスマートフォンゲームに対する需要が拡大しているとの見方が強まっている。今週に入り台湾の鴻海精密工業に任天堂から「ニンテンドースイッチ」に使われるデバイスについて追加受注を入ったとの観測が報じられ、鴻海の株価が急動意した経緯がある。これは東京市場でも同社株をはじめゲーム関連全般に物色の矛先を向けさせる背景となっている。

■内田洋行 <8057>  4,280円  -600 円 (-12.3%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 内田洋行<8057>が3日続落している。4日の取引終了後、20年7月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1900億円(前期比15.6%増)へ、営業利益を39億円から58億円(同52.1%増)へ、純利益を25億円から30億7000万円(同27.1%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感が強まっている。ITを中心とした顧客の設備投資意欲の高まりを背景に、上期にICT関連ビジネスがセグメントを横断して大幅に拡大したことが要因としている。なお、上期(19年7月21日~20年1月20日)決算は、売上高899億8600万円(前年同期比25.6%増)、営業利益39億1600万円(同5.7倍)、純利益17億9000万円(同4.7倍)だった。

■アインホールディングス <9627>  5,990円  -430 円 (-6.7%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 4日に決算を発表。「今期経常を10%下方修正」が嫌気された。
 アインホールディングス <9627> が3月4日大引け後(15:30)に決算を発表。20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比4.7%増の130億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の192億円→172億円(前期は166億円)に10.4%下方修正し、増益率が15.4%増→3.4%増に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒アインホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■Jストリーム <4308>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 Jストリーム<4308>がストップ高まで買われる人気となった。ストリーミング配信を手掛けており、医薬業界向けライブ配信が好調。M&Aで傘下に収めた医療コンテンツ会社も収益に貢献し20年3月期営業利益は前期比34%増益を予想している。また、来期以降の業績も次世代通信規格「5G」の国内商用化に伴い同社サービスの高付加価値化の余地が広がることで期待が大きい。株式需給面では直近、外資系証券を通じた空売りが目立っていたが、目先その買い戻しによる浮揚力も働きやすい。

■ティーライフ <3172>  825円  +103 円 (+14.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ティーライフ <3172> が買い気配でスタート。4日大引け後に発表した20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結経常利益が前年同期比53.5%増の2億8400万円に拡大して着地したことが買い材料視された。卸売事業でテレビショッピングを中心に美容系サプリメントなどの販売が好調だったことが寄与。コストコントロールを徹底したことも増益につながった。通期計画の3億7100万円に対する進捗率は76.5%に達しており、業績上振れを期待する買いなどが向かった。

■gumi <3903>  725円  +41 円 (+6.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 gumi<3903>が大幅続伸、一時7%高の732円に買われた。終値で700円台回復となれば2月21日以来2週間ぶりとなる。株価は2月下旬以降に信用の投げが出て水準を大きく切り下げたが、ここにきて売りが一巡し値ごろ感からの買いが優勢となっている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い国内外で移動制限がかかっている状況にあり、巣ごもり消費の代表的なセクターであるゲーム関連全般に物色の矛先が向いていることも同社株に追い風となっている。足もとの業績も想定を上回って推移。既存のタイトルが好調を維持しているほか、昨年11月に配信を開始した「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」が会社側見込みを上回り、収益を押し上げている。20年3月期第3四半期営業利益は従来予想の7億1200万円から12億9700万円(前年同期実績は5億4700万円の赤字)に上方修正している。

■ニーズウェル <3992>  623円  +26 円 (+4.4%)  11:30現在
 ニーズウェル<3992>が急反発している。同社は4日、国内大手素材メーカーから出張・経費管理クラウドシステム「SAP Concur」の導入支援サービスを受注したと発表。これが材料視されているようだ。なお、同社はコンカー(東京都中央区)のパートナーとして、導入支援サービスや連携アプリケーション開発、アフターサポートサービスなどを提供している。

■ウインテスト <6721>  175円  +7 円 (+4.2%)  11:30現在
 ウインテスト<6721>が一時16%高まで買われる場面があった。同社はきょう、台湾でLCDドライバIC検査装置「WTS-577」の一括大口受注を獲得したと発表。これが株価を刺激したようだ。受注金額は約10億5000万円。この受注による売上高及び利益への影響については、昨年9月に公表した20年7月期通期業績予想に織り込み済みだとしている。

■ランサーズ <4484>  845円  +32 円 (+3.9%)  11:30現在
 ランサーズ<4484>は4日続伸。値刻みこそ小幅ながら3月2日にザラ場720円で大底を確認し、ジリジリと戻りに転じている。人材仲介サイトを展開、フリーランスなどの人材と企業をマッチングさせるビジネスを手掛けている。主力のランサーズエンタープライズは顧客企業が専用発注ページを作成し、この発注内容に対応してランサーズの担当スタッフが業務依頼や工程などを一元管理する仕組み。引き合い旺盛で今後の顧客開拓が期待されている。20年3月期営業損益は先行投資により5億1000万円の赤字だが、トップラインは大幅な伸びを続けており、来期は損益も黒字転換するとの見方が強い。目先売り物は出切った感触で、ここにきて戻り足を見込む買いが徐々に厚みを帯びている。

■田岡化学工業 <4113>  6,670円  +220 円 (+3.4%)  11:30現在
 田岡化学工業<4113>が大幅続伸となっている。同社は4日取引終了後に、三菱ガス化学<4182>と合弁会社の設立に関する基本合意書を締結したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。両社はこのほど、光学樹脂ポリマーの原料モノマーの生産・販売事業を手掛ける合弁会社設立の検討を行うことで合意。合弁会社は菱ガス化が発行株式総数の過半数を保有する予定で、その他の詳細については今後検討するとしている。

■野村マイクロ <6254>  1,117円  +26 円 (+2.4%)  11:30現在
 野村マイクロ・サイエンス<6254>は4連騰と上値指向鮮明、一時5%高と値を飛ばし25日移動平均線を上回ってきた。半導体向け超純水装置を主力に展開、韓国サムスンや台湾半導体メーカー向けで高シェアを有している。新型コロナウイルスの影響もあって半導体市況の回復が遅れるとの見方が出ているが、次世代通信規格「5G」に絡む投資需要を背景に既に市況底入れを果たしている状況。また、EUV露光装置の市場が急速に立ち上がるなか、同社はサムスンの投資積極化などの恩恵を受けることが予想される。そうしたなか、同社株は4日から新たに貸借銘柄に選定されており流動性も向上、売買の活性化が株価にも好影響を与えている。

■ウチダエスコ <4699>  2,960円  -640 円 (-17.8%)  11:30現在
 ウチダエスコ<4699>は急落。4日の取引終了後、20年7月期の連結業績予想について、売上高を143億円から159億円(前期比16.1%増)へ、営業利益を8億3000万円から13億円(同58.6%増)へ、純利益を5億7000万円から8億5000万円(同49.9%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感が強まっている。大型案件を含む学校市場向けタブレット型端末などの販売が第1四半期にあったことに加えて、学校市場向けIT機器の導入サポート並びに20年1月にサポート終了を迎えたWindows7パソコンのリプレース需要に伴うキッティングサービスなどが好調に推移した。なお、上期(19年7月21日~20年1月20日)決算は、売上高95億300万円(前年同期比47.6%増)、営業利益10億1400万円(同3.0倍)、純利益6億4000万円(同2.7倍)だった。

●ストップ高銘柄
 Abalance <3856>  890円  +150 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 地域新聞社 <2164>  663円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 オウケイウェイヴ <3808>  1,035円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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