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【市況】東京株式(前引け)=急落、全面安商状で一時1000円超下げる場面も

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 25日前引けの日経平均株価は前営業日比700円13銭安の2万2686円61銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は9億422万株、売買代金概算は1兆6278億8000万円。値上がり銘柄数は46、対して値下がり銘柄数は2105、変わらずは9銘柄だった。

 きょう前場の東京市場はリスク回避ムード一色となり、日経平均は一時1000円を超える下げを記録した。世界的な新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続いていることで、前日の欧米株市場が大きく売られており、3連休明けの東京市場でもこの世界株安の流れが直撃する格好となった。東証1部全体の97%の銘柄が下げる全面安商状。ただ、売り一巡後は空売り筋の買い戻しや、値ごろ感からの押し目買いが入り指数的にはやや下げ渋る動きもみせている。

 個別では上場企業で売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983>が大きく下値を探る展開。トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>などが安く、東京エレクトロン<8035>も売り込まれた。有機合成薬品工業<4531>が大幅安、アウトソーシング<2427>などの下落も目立つ。半面、富士フイルムホールディングス<4901>が逆行高、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も底堅い。ブイキューブ<3681>が3日連続のストップ高、日本エアーテック<6291>、大幸薬品<4574>も物色人気。テラスカイ<3915>も買い優勢だった。

出所:MINKABU PRESS

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