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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ハウテレビジョン、日医工、ボルテージなど

日医工 <日足> 「株探」多機能チャートより

日医工<4541>:1323円(+88円)
大幅反発。同社およびグループ会社のエルメッドが、ジェネリック医薬品11成分21製品の製造販売承認を取得したと前日に発表している。製品ラインアップ拡充による業績伸長期待などにつながっているようだ。なお、先週末の増収減益決算を受けて、前日は大きく値下がりしており、押し目買い妙味なども強まりやすい状況と考えられる。


村田製<6981>:6118円(-212円)
大幅続落。米アップルでは1-3月期売上高見通しの達成は難しいとの見方を示している。現在の見通しは630-670億ドルで、前年同期比9-15%増の水準となっている。新型ウイルスの感染拡大が、中国需要の減少につながっているほか、「iPhone」の生産面にも影響を及ぼしているもよう。同社などアップル関連とされる電子部品各社にも、想定以上のマイナス影響が懸念されるとの見方に。


ハウテレビジョン<7064>:2424円(+397円)
大幅に反発。20年1月期の営業利益を従来予想の0.50億円から0.90億円(前期実績0.72億円)に上方修正している。既存クライアント企業の採用活動が早期化する傾向にあり、新卒学生向けリクルーティング・プラットフォーム「外資就活ドットコム」が想定を上回った。若手社会人向けリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」も新規クライアント企業の獲得が進み、利益を押し上げる見通し。


ボルテージ<3639>:526円(+24円)
大幅反発。配信中の人気アプリ「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」の中国語版配信を開始すると、本日の寄り付き前に発表している。中国テンセントの読み物アプリ「一零零一」で配信を開始している。同タイトルは新感覚の謎解き×恋愛ストーリーとなっており、同社初の中国向けタイトル。株価が安値圏にある中、リバウンドのへの手掛かり材料とされているようだ。


ブリヂス<5108>:3913円(+5円)
続伸。前日に19年12月期の決算を発表、営業利益は3261億円で前期比19.0%減益、会社計画3300億円をやや下回る着地になった。販売数量減や為替円高の影響が減益要因になった。一方、20年12月期営業利益はIFRSベースで3600億円を計画、実質的に前期比5%程度の増益を見込んでいる。販売数量増加や販価改善を想定しているようだ。ここ数年は計画下振れ基調が続いているが、株価は安値圏にあるため安心感が先行へ。


アキレス<5142>:2130円( - )
ストップ高買い気配。ウイルス対策関連銘柄の出遅れとして、関心が高まる展開になっているようだ。同社は除染用や感染症対策用などの医療用エアーテントを手掛けている。陰・陽圧エアーテントは、テント内部の気圧を陰圧、陽圧にコントロールすることが出来、ウイルスの拡散や外部からの進入を防ぐことができる。院内感染の広がりも想定される中、一部TV番組で取り上げられたこともあって、短期資金が流入してきているもよう。


ピクスタ<3416>:1754円(+34円)
大幅に6日続伸。13日に20年12月期の営業利益予想を前期比49.3%増の2.40億円と発表し、引き続き材料視されている。国内PIXTA事業で定額制プランの拡充に加え、大企業・代理店向け高単価・希少写真素材の販売や商用撮影領域への展開に向けた検討を進める。14日に開催した投資に関する説明会で「20年後に数千億円規模の取扱高を目指す」とした点も評価されているようだ。19年12月期の営業利益は45.5%増の1.60億円。


ギフト<9279>:3365円(+125円)
大幅に3日ぶり反発。3月18日を基準日に1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い20年10月期の年間配当を従来予想の30.00円から15.00円(前期実績30.00円、記念配当5.00円含む)に修正するが、実質的な変更はない。また、4月30日現在の株主を対象に食事優待券の贈呈区分と金額を変更する株主優待制度の拡充を実施する。
《ST》

 提供:フィスコ

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