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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:栄研化、ユニチャーム、アウトソシン

ユニチャーム <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本リーテック <1938>  1,620円  +259 円 (+19.0%) 一時ストップ高   11:30現在
 日本リーテック<1938>が急伸し一時、ストップ高の1661円に買われている。前週末14日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、3月5日付で東証2部から東証1部へ指定されることになったと発表したほか、これを記念して20年3月期の期末配当で3円の記念配当を実施するとしており、これらを好感した買いが入っている。同社はJR東日本<9020>系の総合電気設備工事会社で、20年3月期連結業績予想では売上高590億円(前期比2.6%増)、経常利益54億5000万円(同12.7%増)を見込む。なお、年間配当は27円(普通配当24円、記念配当3円)となり、前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。同時に、東証1部指定に伴い90万株の売り出しを行うと発表した。売り出し価格は2月25日から2月27日のいずれかの日にに決定する予定で、オーバーアロットメントによる売り出し13万5000株も予定されている。

■栄研化学 <4549>  2,531円  +273 円 (+12.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 栄研化学<4549>が続急伸している。前週末14日の取引終了後、独自技術である遺伝子増幅法「LAMP法」を利用した新型コロナウイルス検出試薬の開発を進めていると発表しており、これが好感されている。LAMP法の高感度、簡易、迅速といった特徴や、同社の遺伝子検査試薬開発のノウハウを生かし、検体から新型コロナウイルスの遺伝子を1時間以内に検出できる試薬を早期に開発・供給することを目標としている。

■ギフティ <4449>  1,966円  +187 円 (+10.5%)  11:30現在
 ギフティ <4449> [東証M]が急騰。14日大引け後に発表した19年12月期の連結経常利益は前の期比84.8%増の5.2億円に伸びて着地。続く20年12月期も前期比99.0%増の10.4億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の法人向けeギフトサービス「giftee for Business」の利用企業が拡大し、手数料収入やシステム利用料収入が大きく伸びる。売上高は前期比46.2%増の25.8億円を見込む。

■メドレー <4480>  1,375円  +130 円 (+10.4%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期最終は黒字浮上で3期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 メドレー <4480> [東証M] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期の連結最終損益は3.8億円の赤字(前の期非連結は1.5億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、20年12月期は4.2億円の黒字に浮上を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
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■アウトソーシング <2427>  1,051円  +84 円 (+8.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 アウトソーシング<2427>が物色人気化、急速に切り返し底入れの動きをみせている。同社は14日取引終了後に発表した19年12月期決算は営業利益段階で前の期比6%増の155億100万円と増益を確保、更に20年12月期は前期比36%増の210億円と利益の伸びが加速する見通し。労働者派遣法改正に伴い、アウトソーシング業界大手として商機を捉えている。年間配当も前期実績に3円増配の27円と株主還元にも前向き。これを材料視する形で、大口の投資資金が流入している。

■オープンハウス <3288>  3,160円  +249 円 (+8.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 オープンハウス <3288> が高い。14日大引け後に発表した20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比72.2%増の140億円に拡大して着地したことが買い材料視された。新築マンションの価格上昇や供給戸数減少を背景に、戸建て住宅の販売好調が継続したことが寄与。収益不動産事業で投資用物件の販売単価が上昇したことも大幅増益に貢献した。

■ユニバーサル <6425>  3,355円  +250 円 (+8.1%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「前期経常が一転赤字で下振れ着地・今期は黒字浮上へ」が好感された。
 ユニバーサルエンターテインメント <6425> [JQ] が2月14日大引け後(19:15)に決算を発表。19年12月期の連結経常損益は79.4億円の赤字(前の期は672億円の黒字)に転落したが、従来予想の270億円の黒字を下回り、黒字予想から一転して赤字で着地。20年12月期は330億円の黒字に回復する見通しとなった。
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■東京都競馬 <9672>  3,355円  +225 円 (+7.2%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期も50円継続へ」が好感された。
 東京都競馬 <9672> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比21.2%増の80億円になり、20年12月期も前期比6.3%増の85.1億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を40円→50円(前の期は50円)に増額し、今期も50円を継続する方針とした。
  ⇒⇒東京都競馬の詳しい業績推移表を見る

■Chatwork <4448>  1,002円  +64 円 (+6.8%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「前期経常は黒字浮上で上振れ着地、今期業績は非開示」が好感された。
 Chatwork <4448> [東証M] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期の経常損益(非連結)は6200万円の黒字(前の期は1億6300万円の赤字)に浮上し、従来予想の5000万円の黒字を上回って着地。なお、20年12月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。
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■IBJ <6071>  1,308円  +83 円 (+6.8%)  11:30現在
 IBJ<6071>が大幅高で、昨年来高値を更新した。同社は14日取引終了後に、20年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを28億1800万円(前期比20.5%増)としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は169億4500万円(同10.9%増)を見込む。子会社で韓国語教室の運営や人材紹介事業を手掛けるK Village Tokyo、結婚相談所を展開しているサンマリエとのシナジーを更に強化することで多様化する婚活スタイルに柔軟に対応し、出会いの機会の拡充と会員基盤の拡大を図り、成婚者の増加を目指すとしている。

■CYBERDYNE <7779>  533円  +30 円 (+6.0%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が黒字浮上で着地・10-12月期は2.9倍増益」が好感された。
 CYBERDYNE <7779> [東証M] が2月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前損益は2.1億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)に浮上して着地した。
  ⇒⇒CYBERDYNEの詳しい業績推移表を見る

■アルテリア <4423>  1,989円  +108 円 (+5.7%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が18%増益で着地・10-12月期も22%増益」が好感された。
 アルテリア・ネットワークス <4423> が2月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比18.5%増の63.2億円に伸び、通期計画の79.1億円に対する進捗率は80.0%に達し、さらに前年同期の76.4%も上回った。
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■MTG <7806>  831円  +44 円 (+5.6%)  11:30現在
 MTG<7806>は反発。前週末の14日に20年9月期第1四半期(19年10~12月)業績を発表。売上高93億1300万円(前年同期比9.7%減)、営業損益2億2500万円の赤字(同13億3400万円の赤字)と赤字幅が大きく縮小しており、これが好感されているようだ。中国の新EC法の施行によるインバウンド需要の減少や香港のデモ継続による悪影響などで売り上げが減少したほか、マーケティング費用が膨らみ営業赤字となった。ただ、全社的な経費削減努力が奏功し赤字幅が縮小した。なお、通期業績見通しは、売上高380億円(前期比5.4%増)、営業損益20億円の赤字(同144億2100万円の赤字)と従来予想を据え置いている。

■学研ホールディングス <9470>  7,300円  +380 円 (+5.5%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は37%増益で着地」が好感された。
 学研ホールディングス <9470> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比37.1%増の10.7億円に拡大し、通期計画の53億円に対する進捗率は5年平均の8.4%を上回る20.3%に達した。
  ⇒⇒学研ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■ユニ・チャーム <8113>  4,011円  +188 円 (+4.9%)  11:30現在
 ユニ・チャーム<8113>が一時5%を超える上昇で未踏の4000円大台に乗せ、連日の昨年来高値更新と同時に約1年半ぶりの上場来高値も更新となった。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、使い捨てマスクの需要が急増しており、既に今年に入ってから約15億枚のマスクが出荷されたと伝わっている。通常の約5倍の水準であり、大手メーカーである同社には収益面での上乗せ要因として株価上昇の背景となっている。

■フリークHD <6094>  1,505円  +300 円 (+24.9%) ストップ高   11:30現在
 フリークアウト・ホールディングス<6094>が急騰し、ストップ高の1505円に買われている。前週末14日に発表した第1四半期(19年10~12月)連結決算が、売上高74億2200万円(前年同期比69.8%増)、営業利益3億100万円(前年同期1億7000万円の赤字)となり、営業利益の通期予想を上回ったことが好感されている。前期に子会社化したプレイワイヤー社が好調に推移したのをはじめ海外広告が伸長したことが牽引役となり、売上高が四半期として過去最高を記録した。また、国内外子会社の整理や投資事業の貢献などで利益が大きく改善したことも寄与した。

■川本産業 <3604>  2,784円  +500 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在
 川本産業<3604>が大幅高、中京医薬品<4558>はカイ気配で水準を切り上げストップ高に買われたほか、ニイタカ<4465>、重松製作所<7980>、興研<7963>など一連の新型肺炎の対策関連株が軒並み値を飛ばしている。全体相場は新型肺炎による企業業績への影響などを懸念して主力株中心に広範囲に売られる展開を余儀なくされているが、これらの銘柄群だけはマネーゲームの対象として集中的に買いを集めている。

●ストップ高銘柄
 gbHD <6557>  3,050円  +500 円 (+19.6%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 マイネット <3928>  564円  -150 円 (-21.0%) ストップ安   11:30現在
 イオレ <2334>  2,098円  -500 円 (-19.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 マーケットE <3135>  2,125円  -500 円 (-19.1%) ストップ安   11:30現在
 インテM <7072>  2,300円  -500 円 (-17.9%) ストップ安   11:30現在
 レオクラン <7681>  2,455円  -500 円 (-16.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、6銘柄

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