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【材料】ピクスタ---19年12月期増収・大幅な増益、PIXTA事業9.9%増の成長率を維持

ピクスタ <日足> 「株探」多機能チャートより

ピクスタ<3416>は13日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.8%増の27.59億円、営業利益が同45.5%増の1.60億円、経常利益が同44.5%増の1.54億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同332.2%増の0.90億円となった。

主幹サービスであるデジタル素材マーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は定額制売上が牽引し、PIXTA事業全体で前期比9.9%増の成長率を維持した。また素材点数は4,700万点・投稿クリエイター数は30万人を突破し、より幅広い顧客ニーズに対応できるプラットフォームとして成長した。

海外事業については、投資戦略に基づき地域ごとにメリハリのあるリソース配分を実施し、今後東アジアを中心に成長していくための体制を整えた。またアジア諸国において、アジア全般での販売を目的に制作したパンアジアンコンテンツは、中国ストックフォトサイトへの素材提供を行い、中国市場に展開した。

新規事業のうち、出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」は、通期撮影件数が13,151件となり、前期比1.6倍の伸びを見せた。中でもニューボーンフォト(新生児撮影)の通期撮影件数は前期比3.6倍に拡大、撮影件数割合は30%となり、七五三と並ぶ人気ジャンルに台頭した。登録フォトグラファー数は1,000人を突破し、より多くの撮影に対応できるプラットフォームとして成長した。
スマホ写真のマーケットプレイス「Snapmart(スナップマート)」は、売上高が前期比83.1%増と順調に伸長。SNSプロモーションに必要な写真もクチコミも同時に提供する「Snapmartアンバサダープラン」も順調に推移している。

2020年12月通期の連結業績予想については、売上高は前期比11.9%増の30.87億円、営業利益は同49.3%増の2.40億円、経常利益は同53.6%増の2.37億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同78.3%増の1.61億円を見込んでいる。

《SF》

 提供:フィスコ

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