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【材料】三桜工が大幅反落、20年3月期営業利益予想を上方修正も材料出尽くし感

三桜工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三櫻工業<6584>が大幅反落している。13日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を45億円から53億円(前期比2.6倍)へ、純利益を18億円から28億円(前期85億2500万円の赤字)へ上方修正した。これを受けて朝方は大幅高で始まったものの、その後は目先の材料出尽くし感から売り優勢となっている。

 上方修正では、売上高は1430億円(前期比1.8%増)の従来見通しを据え置いたものの、グループを挙げて品質の安定化とロスの低減を図ったほか、材料・部材購入費や製造経費、物流費の抑制によるコストダウンと生産効率の向上に取り組んだことが寄与した。また、人員削減を含む固定費の削減、不採算製品についての販売価格の見直しなどを推進したことも貢献した。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高1072億8800万円(前年同期比2.8%増)、営業利益40億3900万円(同57.9%増)、純利益26億9200万円(前年同期4億4700万円の赤字)だった。

出所:MINKABU PRESS

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