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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:チェンジ、ルネサス、レーザーテク

チェンジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■チェンジ <3962>  4,450円  +700 円 (+18.7%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 チェンジ <3962> がストップ高買い気配。12日大引け後に発表した20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比8.3倍の25.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。ふるさと納税サイトを手掛けるパブリテック事業の収益が急拡大したことが寄与。昨年6月のふるさと納税制度変更に絡む混乱が収束し、寄付金額が急増した。また、主力のNEW-ITトランスフォーメーション事業はデジタル人材育成関連を中心に案件獲得が好調だった。第1四半期実績だけで、通期計画の12.8億円をすでに2倍も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■アルヒ <7198>  2,024円  +305 円 (+17.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 12日に決算を発表。「今期税引き前を1%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 アルヒ <7198> が2月12日大引け後(15:15)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比25.2%増の61.5億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の70.2億円→71.2億円(前期は62.6億円)に1.4%上方修正し、増益率が12.1%増→13.7%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■AI inside <4488>  15,530円  +1,740 円 (+12.6%)  11:30現在
 AI inside <4488> [東証M]が急騰。12日大引け後、20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億9300万円→3億1000万円に60.6%上方修正したことが買い材料視された。代理店による好調な顧客獲得を背景に、主力の「DX Suite」クラウド版の新規契約数が伸びる。新製品「AI inside Cube」の導入台数が計画を上回ることも上振れに貢献する。

■ミルボン <4919>  6,510円  +710 円 (+12.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ミルボン<4919>は3日続伸。12日取引終了後、20年12月期の連結業績見通しについて、売上高390億円(前期比7.5%増)、営業利益73億円(同8.1%増)、純利益47億3000万円(同4.7%増)と9期連続の営業最高益更新を見込み、年間配当は58円(前期実績56円)を予定とすることを発表しており、これらを好感した買いが流入している。主力の国内市場において、新拠点の設立によるスタジオ教育などでカウンセリング技術力の向上を図るほか、新商品の投入や公式ECサイトに6月からプレミアムブランドを追加し本格展開することで増収増益を目指す。更に、海外市場においての現地化の推進や代理店セールスの増強なども寄与する見込み。同時に、発行済み株式数の0.73%に当たる25万株、または18億円を上限に自社株買いを実施することを発表し、これも好材料視されている。取得期間は2月14日から28日まで。事前公表型市場買い付け(ToSTNeT)を含む市場買い付けで行う予定で、株主還元の更なる充実と資本効率の向上を目的としている。なお、19年12月期業績は、売上高362億6600万円(前の期比7.0%増)、営業利益67億5100万円(同7.8%増)、純利益45億1700万円(同0.5%増)だった。

■ロート製薬 <4527>  3,480円  +320 円 (+10.1%)  11:30現在
 ロート製薬<4527>が3日ぶりに反発している。同社は12日取引終了後に、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は181億2600万円(前年同期比5.4%増)となり、通期計画215億円に対する進捗率は84.3%となった。売上高は1381億1900万円(同2.5%増)で着地。国内ではアイケア関連品や機能性化粧品の高付加価値商品が好調で、海外はベトナムやマレーシアなどASEAN諸国での売り上げが伸びた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■CKD <6407>  2,090円  +185 円 (+9.7%)  11:30現在
 CKD <6407> が大幅続伸。12日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の24.6億円→46.8億円に90.2%上方修正。減益率が54.7%減→13.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。延期されていた半導体設備投資の再開や次世代通信設備への投資拡大を背景に、半導体関連向け流体制御機器などの販売が伸びることが寄与。自動機械部門の収益性改善が進むことも上振れに貢献する。併せて、発行済み株式数の1.45%にあたる100万株の自社株を消却すると発表したことも評価材料となった。

■ルネサス <6723>  798円  +66 円 (+9.0%)  11:30現在
 ルネサスエレクトロニクス<6723>がマドを開けて急騰。12日取引終了後に発表した19年12月期決算は最終損益が59億1400万円の赤字(前の期実績は509億8900万円の黒字)に落ち込んだが、株価には織り込みが進んでいたことに加え、同日発表した20年1~3月期の売上収益が1750億円から1830億円と前年同期比2ケタ増益を見込んでおり、これを手掛かり材料に投資資金が流入する格好となった。半導体市況は世界的に底入れ期待が強く、車載用マイコンの世界トップメーカーである同社にとっても追い風局面への移行が意識されている。

■リンナイ <5947>  8,250円  +550 円 (+7.1%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・10-12月期も16%増益」が好感された。
 リンナイ <5947> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.5%増の254億円に伸びたが、通期計画の340億円に対する進捗率は74.9%となり、5年平均の76.7%とほぼ同水準だった。
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■GMOクラウド <3788>  2,765円  +182 円 (+7.1%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期ぶり最高益、前期配当を2.75円増額・今期は2.54円増配へ」が好感された。
 GMOクラウド <3788> が2月12日大引け後(15:31)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比0.3%減の14.8億円になったが、20年12月期は前期比5.7%増の15.7億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。17期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を43.84円→46.59円(前の期は41.52円)に増額し、今期も前期比2.54円増の49.13円に増配する方針とした。
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■レーザーテック <6920>  6,190円  +390 円 (+6.7%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が続急伸、一時400円高の6200円と値を飛ばし、上場来高値を更新した。前日からもみ合い上放れの動きをみせていたが、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを目前にして一段の上値を見込んだ買いが流入した。次世代通信規格「5G」関連の投資需要拡大に伴いCPU性能向上に対するニーズが顕在化している。これがロジック半導体の一段の微細化を促しており、その際に波長の短いEUV(極端紫外線)を使った露光技術が注目を集め、半導体用露光装置にもEUV型の新たな市場が創出されている。レーザーテックはEUV露光装置に対応したマスクブランクス検査装置を世界で唯一供給できるオンリーワン企業であり、足もとの受注も会社側想定を上回って好調に推移しているもよう。これを背景にファンド系資金の組み入れ目的の継続的な実需買いが流入しているとみられる。

■ケネディクス <4321>  635円  +39 円 (+6.5%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常は4%増益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ」が好感された。
 ケネディクス <4321> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比15.9%増の158億円になり、20年12月期も前期比3.5%増の164億円に伸びる見通しとなった。8期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を15円→16円(前の期は7円)に増額し、今期も前期比1円増の17円に増配する方針とした。
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■GMO-PG <3769>  7,670円  +430 円 (+5.9%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「10-12月期(1Q)税引き前は41%増益で着地」が好感された。
 GMOペイメントゲートウェイ <3769> が2月12日大引け後(15:31)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結税引き前利益は前年同期比41.1%増の27.2億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の41.2億円に対する進捗率は66.2%に達し、3年平均の52.0%も上回った。
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■川田テクノロジーズ <3443>  6,800円  +370 円 (+5.8%)  11:30現在
 川田テクノロジーズ<3443>は3日ぶりに急反発。12日取引終了後、20年3月期利益予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は1200億円(前期比1.4%増)で据え置いたが、営業利益は48億円から54億円(同11%減)、純利益は43億円から52億円(同14.2%減)に修正した。大型工事の設計変更が獲得できたことや持ち分法適用関連会社の業績が順調に推移したことが収益に寄与する。

■ゼンショHD <7550>  2,501円  +108 円 (+4.5%)  11:30現在
 ゼンショーホールディングス<7550>が3日ぶりに急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は12日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は2700円から3000円に見直した。米国産牛肉の価格低下効果が大きく、業績の押し上げを予想している。また、主力の牛丼「すき家」に加え、低価格回転すし「はま寿司」を展開。牛丼は所得の向上している若年層の支持が強く低価格で業界全体が好調なほか、低価格回転すし業界も国内外食では、数少ない成長分野であることを評価している。特に、米国産牛肉は米中貿易摩擦を受け、米国産ショートプレート価格が低下していることに加え、日米貿易協定により20年1月から米国産牛肉の関税率は低下していく。同証券では20年3月期の連結純利益は232億円(会社予想は238億4800万円)、21年3月期は今期推定比22%増の282億円、22年3月期は301億円を予想している。

■AOKIHD <8214>  1,040円  +39 円 (+3.9%)  11:30現在
 AOKIホールディングス <8214> が大幅反発。12日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.17%にあたる100万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月13日から12月31日まで。

■YMRH <6274>  619円  +100 円 (+19.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヤマハモーターロボティクスホールディングス <6274> がストップ高買い気配。12日大引け後、親会社のヤマハ発動機 <7272> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を44.5%上回る1株750円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は2月13日から4月10日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

●ストップ高銘柄
 昭和ホールディングス <5103>  82円  +30 円 (+57.7%) ストップ高   11:30現在
 ウェッジHD <2388>  160円  +50 円 (+45.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 コーア商HD <9273>  1,007円  +150 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヤマト・インダストリー <7886>  1,062円  +150 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 アトラエ <6194>  3,175円  -700 円 (-18.1%) ストップ安   11:30現在
 エン・ジャパン <4849>  3,925円  -700 円 (-15.1%) ストップ安   11:30現在
 ブイキューブ <3681>  575円  -100 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在
 Aiming <3911>  578円  -100 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在
 以上、4銘柄

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