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【市況】日経VI概況:低下、外部環境の落ち着きを背景にセンチメントはやや改善

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比-1.67pt(下落率8.67%)の17.58ptと低下した。なお、高値は19.08pt、安値は17.57pt。前日の米国市場で、新型肺炎の感染拡大を懸念した売りが和らぎ主要株価指数が反発したほか、為替も1ドル=109円台へと円安基調に戻していたことから、本日の東京市場では自律反発の買いが入った。こうした背景から、市場心理もやや改善し、日経2255先物はナイトセッションの間から堅調に推移。上述した流れから、リスクオフムードは和らぎ、日経VIは終日低下基調をたどった。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《YN》

 提供:フィスコ

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