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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

弁護士COM <日足> 「株探」多機能チャートより

■弁護士COM <6027>  4,450円 (-1,000円、-18.4%) ストップ安

 弁護士ドットコム <6027> [東証M]がストップ安の4450円に売り込まれた。27日の取引終了後、20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)の単独決算を発表しており、売上高が前年同期比33.6%増の29億9400万円だったものの、営業利益が同35.2%減の2億2700万円と大幅減益、通期予想に対する進捗率も43.8%にとどまっていることが嫌気された。電子契約サービス「クラウドサイン」における広告宣伝費の増加などで利益を圧迫した。税理士マーケティング支援サービスやクラウドサインを含む広告その他サービスが堅調だったものの、第3四半期までの費用増をカバーするまでに至らなかった。なお、20年3月期通期業績見通しは、売上高が前期比37.3%増の43億円、営業利益が同1.9%増の5億2000万円と従来通りを据え置いている。

■ナガワ <9663>  6,800円 (-590円、-8.0%)

 東証1部の下落率4位。ナガワ <9663> が続急落。同社は27日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.9%減の27.6億円に減り、通期計画の47億円に対する進捗率は58.7%にとどまり、5年平均の71.7%も下回った。

■KOA <6999>  1,246円 (-99円、-7.4%)

 東証1部の下落率6位。KOA <6999> が大幅に4日続落。同社は27日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比76.2%減の11.9億円に大きく落ち込んだ。同時に、従来未定としていた今期の年間配当は36円(前期は36円)実施する方針とした。

■コシダカHD <2157>  1,670円 (-114円、-6.4%)

 東証1部の下落率10位。コシダカホールディングス <2157> が急反落。同社は27日大引け後に業績・配当修正を発表。20年8月期の連結経常利益を従来予想の110億円→81.2億円(前期は95.6億円)に26.5%下方修正し、一転して15.0%減益見通しとなった。

■日本電産 <6594>  14,350円 (-325円、-2.2%)

 日本電産 <6594> が4日続落。23日に20年3月期業績予想の下方修正を発表したほか、新型肺炎への警戒を背景にした軟調相場が続くなか、株価は下値を探る展開が続いている。ただ、岩井コスモ証券は27日に投資判断「B+」と目標株価1万7000円を継続した。同証券では、「1-3月期は大幅増益見込みで目先の底は打った模様」とみており、21年3月期の連結営業利益は今期予想比14%増の1600億円と2ケタ増益を見込んでいる。

■国際石開帝石 <1605>  1,034円 (-19円、-1.8%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> など資源開発関連株が安い。中国で発生した新型肺炎の感染拡大を背景に、株式市場では世界的にリスク回避の売り圧力が強まっているが、原油市況もリスクオフ環境のなか下値を探る展開となった。27日のWTI原油先物価格は5日続落となり、連日の大幅安で1バレル=54ドル台まで水準を切り下げた。これを受けて米株市場ではエクソンモービルやシェブロンなどエネルギー関連株が安く、東京市場でも原油市況と株価連動性の高い銘柄に売りを誘発した。

※28日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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