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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2020年1月24日

 今週の日経平均終値は23827円18銭、前週末比214円08銭安でした。

 日経平均はまたも外部からの悪材料で下落し2万4000円の大台を割り込んでしまいました。イラン問題、中国の新型ウイルスといずれも突発的な材料で仕方ない面はありますが、なかなか大台を維持し切れない状況が続くと、2万4000円台がシビアなカベとなってしまう可能性があります。中国で感染拡大する新型肺炎ウイルスは初期の封じ込めに失敗しており、この春節の時期で一段と拡散する可能性があります。潜伏期間の長さや意外に強い感染力から、春節が明けても1~2週間くらいは市場の不透明要因としてのしかかるでしょう。ちょうどその期間に国内企業の10-12月決算も一巡するので、全体として5四半期連続減益を織り込む期間と重なります。そのため日経平均は2万4000円前後から下のゾーンで日柄的な調整を続ける可能性が高いでしょう。救いは米国株の強さと半導体市況の回復でしょうか。新型ウイルスが中国経済に強い圧迫を加えない限り、日経平均が大きく崩れる心配は今のところなさそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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