市場ニュース

戻る
 

【材料】<注目銘柄>=アズビル、BA事業好調で今期は上振れの公算大

アズビル <日足> 「株探」多機能チャートより
 アズビル<6845>は、昨年12月13日に昨年来高値3275円を付けたあと調整しているが、中期成長への期待から、先高感は強い。

 同社は、ビルの空調や照明設備を制御するビルディングオートメーション(BA)事業と、工場の機械・装置やセンサーなどを制御するアドバンスオートメーション(AA)事業が二本柱。足もとは半導体市況の影響を受けてAA事業は苦戦しているものの、首都圏における都市再開発などでBA事業が想定以上に好調に推移しており、20年3月期営業利益は会社予想の270億円を上回る可能性が高い。

 都心部の大型再開発案件のピークアウトでBA事業は21年3月期に踊り場を迎えるとの見方があるが、半導体業界向けが減速していたAA事業が入れ替わるように回復に向かうことで、21年3月期も業績は増益を維持しよう。更に23年以降に竣工を迎える都心の大型再開発案件が豊富にあることから、中期的な成長にも期待ができそうだ。(仁)

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均