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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:マスク関連、アシックス、ソニー

川本産業 <日足> 「株探」多機能チャートより
■川本産業 <3604>  633円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 川本産業<3604>が急騰し昨年来高値を更新しているほか、ダイワボウホールディングス<3107>やシキボウ<3109>などマスク関連が大幅高となっている。厚生労働省がこの日、中国・武漢で流行している新型コロナウイルスによる肺炎に関して、国内で初めて患者の発生が確認されたと発表しており、感染防止の観点から関連銘柄が物色されている。厚労省の発表によると、武漢市の滞在歴がある神奈川県の男性が今年に入り日本国内で肺炎の症状を訴え、検体を国立感染症研究所(村山庁舎)で検査したところ、15日に新型コロナウイルス陽性の結果が得られたという。男性は武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っておらず、中国において詳細不明の肺炎患者と濃厚接触の可能性があったとしており、人から人への感染も疑われる。前述の銘柄のほか、産業用マスクの興研<7963>や重松製作所<7980>なども買われているほか、デュポン製防護服販売のアゼアス<3161>やクリーンルームの日本エアーテック<6291>、更に発熱者スクリーニングの赤外線サーモグラフィを手掛ける日本アビオニクス<6946>などにも物色が波及している。

■アシックス <7936>  1,739円  +78 円 (+4.7%)  11:30現在
 アシックス<7936>は5連騰している。この日朝の複数のメディアで、陸上の長距離で好記録が続出して注目されている米ナイキの「厚底シューズ」について、世界陸連の新規則によって禁止されることになると英メディアが報じたとされており、同シューズによるシェアダウンが警戒されていた同社株には、懸念払拭との思惑から買い戻しの動きが出ているようだ。

■ソニー <6758>  7,970円  +90 円 (+1.1%)  11:30現在
 ソニー<6758>が反発。ここ活況商いが続いており、前日は株価こそ軟調だったものの東証1部で売買代金首位となった。きょうも10時21分現在で売買代金は250億円達し、トップに位置している。同社が手掛けるイメージセンサーへの評価が高く、海外機関投資家とみられる買いが続いている状況。時価総額は10兆1000億円台とITバブル時以来となる10兆円台をキープしており、時価総額10兆3000億円台のソフトバンクグループ<9984>にも急接近している。

■ダイセル <4202>  1,035円  +8 円 (+0.8%)  11:30現在
 ダイセル<4202>が反発。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価を「3」から「2」へ引き上げた。目標株価は840円から1150円に見直した。19年6月に就任した小河社長のもと、構造改革に踏み出すことで21年3月期は5年ぶりの営業増益となる確度が高まったとみている。同証券では20年3月期の同利益は前期比32%減の350億円(会社予想360億円)を見込んでいるが、21年3月期の同利益は420億円を予想している。また、19年3月期の191億円に続き20年3月期は総額200億円の自己株式の取得を実施・表明するなど株主還元に積極的な姿勢も前向きに評価している。

■日本毛織 <3201>  1,052円  -76 円 (-6.7%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 日本毛織<3201>が大幅反落している。15日の取引終了後に発表した20年11月期の連結業績予想で、売上高1100億円(前期比13.0%減)、営業利益87億円(同16.9%減)、純利益57億円(同12.6%減)と2ケタ営業減益を見込んでいることが嫌気されている。前期に続き衣料繊維事業の収益改善を見込む一方、前期に人とみらい開発事業で建設工事の大型受注や販売用不動産の売却があった反動に加えて、商業施設のインフラ整備や通信分野の事業再編を見込んでおり、これらが利益を圧迫する。なお、19年11月期決算は1264億100万円(前の期比14.4%増)、営業利益104億7200万円(同25.1%増)、純利益65億2000万円(同23.6%増)と10月に発表した修正予想値の営業利益95億円を上回って着地した。同時に上限を100万株(発行済み株数の1.38%)、または12億5000万円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は1月16日から11月30日で、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けにより取得するとしている。

■昭和電工 <4004>  2,694円  -62 円 (-2.3%)  11:30現在
 昭和電工<4004>が続落。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は4680円から2970円に見直した。黒鉛電極の稼働率とマージン前提を引き下げたことで19年12月期の連結営業利益を従来予想の1400億円から1310億円(会社予想1450億円)に下方修正した。また、昭和電工は昨年12月に日立化成に対するTOBを実施し完全子会社とすることを発表しているが、1株4630円としたTOB価格は割高とみており、財務体質が大幅に悪化することを懸念している。

■東京エレクトロン <8035>  24,990円  -10 円 (0.0%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が軟調。前日に米中貿易協議の第1段階の合意文書署名が行われたが、そのなかで中国通信機器大手ファーウェイの取引規制の解除は合意内容に盛り込まれていなかった。これは大手の半導体関連株には買い手控え要因となり、前日の米国株市場ではアプライドマテリアルズやインテルなどが下落、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶり反落した。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。

■セラク <6199>  1,205円  +174 円 (+16.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 セラク<6199>が続急騰。前日はストップ高の150円高で一気に4ケタ大台に乗せてきたが、きょうはその上げ幅を上回る217円高(値幅制限上限は300円高)の1248円まで買われる異彩人気となった。値上がり率では東証1部で1位となっている。SI事業が好調で19年9~11月期は営業利益が前年同期比6倍と急拡大しており、マーケットの注目を浴びた。企業のIT技術者に対する需要がうなぎ上りとなるなか、人材育成事業にも注力し商機を捉えている。年間1000人のIT技術者養成を目指すプログラム「テクトレ」を展開しており、足もとの好業績と合わせデジタル人材関連として存在感を高めている。

■テー・オー・ダブリュー <4767>  1,107円  +139 円 (+14.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 イベント制作大手のテー・オー・ダブリュー <4767> が急騰。15日大引け後、20年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の13.6億円→15億円に10.6%上方修正。増益率が10.6%増→22.4%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。上期業績の上方修正は昨年12月に続き、2回目。12月に実施した複数の大型案件の収益が想定を上回ったことが上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の21.1億円(前期は20.1億円)を据え置いた。

■Jストリーム <4308>  927円  +108 円 (+13.2%)  11:30現在
 Jストリーム<4308>が大幅続伸している。15日の取引終了後、西尾レントオール<9699>が機器レンタルサービス「eSports専用ライブ中継サービス」を展開するにあたり、映像システム構築を担当したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「eSports専用ライブ中継サービス」は、イベントなどでeスポーツ大会を実施する際に必要な機器をまとめてレンタルできるサービス。Jストリームでは、このサービスの展開にあたり、必要な映像制作機材の選定から、映像システム構築までを実施。中核の機材には米ニューテック社の「TriCaster」を採用し、コンパクトながらも、多様な映像の入出力や演出に幅広く対応することが可能となっているという。

■旅工房 <6548>  2,357円  +243 円 (+11.5%)  11:30現在
 旅工房<6548>が大幅高で3日続伸し、昨年来高値を更新した。同社は15日、11月分の旅行取扱額が前年同月比18.6%増の約26億5545万円になったと発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。海外旅行取扱額が同19.4%増の約24億2024万円となったほか、国内旅行取扱額も同36.0%増の約1億986万円と伸長した。なお、19年4~11月までの合計取扱額は前年同期比14.7%増の約236億6067万円となっている。

■アクセルマーク <3624>  786円  +69 円 (+9.6%)  11:30現在
 アクセルマーク <3624> [東証M]が急反発。15日大引け後、東証が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■アルトナー <2163>  909円  +53 円 (+6.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 アルトナー<2163>が急伸。技術者派遣を主力とする人材サービス会社で、自動車やIT業界を中心とする高水準の求人需要を取り込み業績は好調。「改正出入国管理法」の施行で外国人就労が拡大するなか、外国人を対象とした人材活用についても積極的な姿勢をみせており、ここ成長期待を背景に継続的な買いが観測されている。20年1月期は営業利益段階で前期比11%増の8億7000万円と2ケタ成長を見込むが、21年1月期も増益基調に変化はないとみられている。

■長野計器 <7715>  994円  +50 円 (+5.3%)  11:30現在
 長野計器<7715>が商いを伴い上値指向を強め4ケタ大台復帰を目前に捉えている。圧力計・圧力センサーの世界トップメーカーで車載用主力だが、半導体向けも構造圧力センサー、デジタル圧力計、圧力トランスミッターなどを手掛けており、半導体関連中小型株物色の流れに乗る。加えて、水素ステーション向け高圧水素用圧力計測器で高実績を有し、水素エネルギー関連としてマーケットの注目を集めている。

●ストップ高銘柄
 ログリー <6579>  2,820円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   11:30現在
 アゼアス <3161>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   11:30現在
 JMACS <5817>  602円  +100 円 (+19.9%) ストップ高   11:30現在
 シンメンテ <6086>  3,405円  +503 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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