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【通貨】外為サマリー:一時1ドル109円80銭台に軟化、米財務長官発言が影響

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円90銭前後と前日の午後5時時点に比べ8銭程度のドル安・円高となっている。

 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円99銭前後と前日に比べて4銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米中貿易協議の「第1段階」の署名式を15日に控え、動意に乏しい相場展開だった。

 この流れを引き継いだ東京市場は模様眺めムードの強いなかで始まったが、ムニューシン米財務長官が「第2段階の合意があるまで関税は継続する。第2段階の合意が速やかに得られれば、トランプ大統領は第2段階の一環で関税解除を検討する」と発言したことが伝えられると米中関係の不透明感を意識したドル売り・円買いが流入。時間外取引でNYダウ先物が軟化したことなども影響し、午前8時50分過ぎには一時109円82銭まで下落する場面があった。その後はゴトー日(5のつく日と10のつく日)に伴う国内輸入企業のドル買い思惑などから下げ渋っているものの、戻りは鈍い状況となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1128ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=122円29銭前後と同20銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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