市場ニュース

戻る
 

【材料】ファストリが反落、防寒衣料苦戦し20年8月期業績予想を下方修正

 ファーストリテイリング<9983>が反落している。9日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、売上高を2兆4000億円から2兆3400億円(前期比2.2%増)へ、営業利益を2750億円から2450億円(同4.9%減)へ、純利益を1750億円から1650億円(同1.5%増)へ下方修正したことが嫌気されている。

 12月に気温が例年よりも高く推移した影響から、国内ユニクロ事業で防寒衣料の販売に苦戦し計画を下回ったことが響くという。また、足もとの韓国や香港の状況を踏まえて、海外ユニクロ事業の下期予想を減額修正したことも要因として挙げている。

 なお、第1四半期(19年9~11月)決算は、売上高6234億8400万円(前年同期比3.3%減)、営業利益916億9000万円(同12.4%減)、709億700万円(同3.5%減)だった。

 同時に発表した12月の国内ユニクロ事業の売上速報は、既存店及びEコマース売上高が前年同月比5.3%減と4カ月連続で前年実績を下回った。中旬以降に気温が高く推移し防寒衣料の販売に苦戦したことが響いた。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均