市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:FUJI、参天薬、LINE

FUJI <日足> 「株探」多機能チャートより
■FUJI <6134>  2,063円  +93 円 (+4.7%)  11:30現在
 FUJI<6134>が反発している。同社は23日取引終了後に、電子部品実装ロボットなどのアフターサービスや代理店サポートを手掛ける子会社をインドに設立したと発表。同国での今後の展開などが期待されているようだ。子会社の設立は、旺盛な個人消費と政府による経済政策に支えられ、同国で電子部品実装ロボットの市場規模が年々拡大していることが背景。営業開始は来年3月を予定し、同国での更なる市場拡大に注力するとしている。

■ハニーズHD <2792>  1,705円  +63 円 (+3.8%)  11:30現在
 ハニーズホールディングス<2792>が買われ、連日の年初来高値更新となっている。23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(6~11月)連結業績について、営業利益が22億円から24億1600万円(前年同期比49.8%増)へ、最終利益が14億円から19億4400万円(同2.0倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。売上高は245億円から241億6900万円(同2.5%減)へやや下振れたものの、連結子会社である好麗姿(上海)服飾商貿が清算結了したことに伴い、債権放棄による税負担の減少などが利益を押し上げたとしている。

■IIJ <3774>  3,020円  +110 円 (+3.8%)  11:30現在
 インターネットイニシアティブ<3774>が4連騰し、連日の年初来高値更新となっている。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「住友商事やインターネットイニシアティブ、ケーブルテレビ5社などが地域限定の高速通信規格『ローカル5G』事業を担う新会社を立ち上げた」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、新会社は全国のCATV事業者らと手を組み、CATVが持つ光ファイバーのケーブル網につなぐ形で無線基地局を設けて、半径数百メートルの範囲に5Gの電波を飛ばす支援サービスを6月から始めるという。工事不要でスムーズな映像配信などを可能にするほか、将来は家庭や病院、学校を結び、遠隔で診療や授業が受けられるインフラ支援も目指すとあることから、ビジネスの広がりが期待されている。

■メドピア <6095>  1,647円  +42 円 (+2.6%)  11:30現在
 メドピア<6095>が4日続伸している。医療コンテンツの企画制作会社コルボを傘下に持つコルボホールディングス(東京都中央区)の全株式を取得し、子会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回のコルボの子会社化は、運営する医師専用コミュニティーサイト「MedPeer」の特徴である医師会員同士の良質なコミュニケーションを通じて得られたインサイトを基盤としたコンテンツ制作を実現することが狙い。また、コルボの知見や顧客ネットワークを生かして、医療機器メーカーのマーケティング支援を推進し、グループシナジーの創出を図るとしている。取得価額は5億4550万円。なお、20年9月期業績への影響は現在精査中としている。

■参天製薬 <4536>  2,118円  +49 円 (+2.4%)  11:30現在
 参天製薬<4536>は4日続伸で年初来高値を更新した。23日取引終了後、軽度・中等度の近視を対象としたDE-127(一般名:アトロピン硫酸塩)の安全性と有効性を評価したアジアでの第2相臨床試験において主要評価項目を達成したと発表しており、これを好感した買いが流入している。DE-127は、同社とシンガポールの国立眼科・視覚研究所であるシンガポールアイリサーチインスティチュートが共同開発している新製剤であり、日本における第2及び第3相試験も実施されている。同社は今後、日本及びアジアで製造販売申請をするとしている。

■LINE <3938>  5,360円  +100 円 (+1.9%)  11:30現在
 LINE<3938>は上値指向にある。同社とZホールディングス<4689>は23日、経営統合で最終合意したことを発表。LINEに対し、ソフトバンク<9434>と韓国ネイバーが共同で行うTOB価格は1株5380円に決まったことで、この水準を意識して買いが優勢となっている。

■日本水産 <1332>  655円  +10 円 (+1.6%)  11:30現在
 日本水産<1332>が3日続伸、26週移動平均線を上回り底値圏からの離脱を示唆する値運びをみせている。全体相場は薄商いのなか主力輸出株の上値が重く、内需のディフェンシブストックが優位。資金シフトの対象として同社株への買いが優勢となった。きょうは同社株が属する「水産」が業種別騰落率で東証33業種中値上がりトップとなっている。

■西松屋チェーン <7545>  955円  +11 円 (+1.2%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>はしっかり。23日の取引終了後に発表した12月度(11月21日~12月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.2%増と小幅ながら2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。後半に気温が高く推移したことで冬物衣料の売り上げが伸び悩んだものの、月を通じて育児・服飾雑貨が好調に推移したことが牽引した。なお、全店売上高は同0.7%増だった。

■あさひ <3333>  1,351円  +15 円 (+1.1%)  11:30現在
 あさひ <3333> が3日続伸。23日大引け後に発表した20年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)が前年同期比0.4%増の47.4億円で着地したことが買い材料視された。10月の消費税増税前に、電動アシスト自転車を中心に販売が好調だったことが寄与。通期計画の43億円をすでに10.3%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■村田製作所 <6981>  6,544円  +43 円 (+0.7%)  11:30現在
 村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、日東電工<6988>など電子部品株が総じて高い。米国株市場ではアップル株が上昇基調を続けており、前日も1.6%高で上場来高値を更新した。同社の5G対応iPhoneにマーケットの期待が高まっており、これを受けて有力サプライヤーである日本の大手電子部品メーカーにも連想買いが流入している。

■ツクイ <2398>  575円  +2 円 (+0.4%)  11:30現在
 ツクイ<2398>は4日続伸している。23日取引終了後、介護事業を展開するアサヒサンクリーン(静岡県静岡市)から、訪問介護事業を取得することを発表しており、これが好感されたようだ。同社は今回、アサヒサンクリーンの訪問介護事業所10カ所(予定)を譲り受けることにより、在宅事業の拡大や地域戦略の推進に寄与するものとしている。なお、取得期日は20年4月1日としており、21年3月期以降連結業績に与える影響は適切に開示するとしている。

■ファナック <6954>  20,500円  +65 円 (+0.3%)  11:30現在
 ファナック<6954>、安川電機<6506>、ダイフク<6383>など買い優勢の展開。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株3指数が続伸し、いずれも過去最高値を更新したが、その背景には中国による来年1月からの関税引き下げ決定などで米中協議進展への期待が高まったことがある。ボーイングやキャタピラーなども買われており、東京市場でも中国向け売上高比率の高いFA関連銘柄に物色の矛先が向いている。

■ジャパンミート <3539>  2,240円  +3 円 (+0.1%)  11:30現在
 ジャパンミート <3539> が3日続伸。23日大引け後に配当修正を発表。20年7月期の上期(8-1月)配当を従来計画の10円→20円(前年同期は10円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。来年2月1日付で持株会社体制へ移行することに伴い、記念配当10円を実施する。年間配当は30円になる。権利付き最終日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■ハイデイ日高 <7611>  2,119円  -43 円 (-2.0%)  11:30現在
 ハイデイ日高<7611>が続落している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2019年3~11月期の単独営業利益は前年同期比15%減の31億円程度だったようだ」と報じられており、3~11月期として2年連続の減益となったとの観測が弱材料視されている。記事によると、人件費の上昇に加えて、消費税増税に合わせて行ったキャンペーンなどの影響でコストがかさんだとしており、20年2月期通期業績予想の下方修正への警戒感が売りにつながっているようだ。

■ジョルダン <3710>  1,433円  +300 円 (+26.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ジョルダン<3710>がストップ高カイ気配。同社は23日、子会社のJ MaaSが「MaaSサプライヤー」実現に向けて電通<4324>と資本・業務提携に関する契約を締結したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。J MaaSは、目的地までの移動手段の提供ではなく、移動全体をサービスと捉え、すべてのサービスをスマートフォンで完結できるプラットフォームを提供する「MaaSサプライヤー」を目指してジョルダンが18年7月に設立した企業。今回の資本・業務提携では、電通からの出資を受け入れるとともに、電通が保有するネットワークや企画力、マーケティング戦略などを生かすことで、ジョルダンで進めてきたオンラインチケットの販売拡大や移動者のデータを活用した新たなMaaSビジネスにつなげていくことを目指すとしている。

■ボルテージ <3639>  779円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   11:30現在
 ボルテージ<3639>がストップ高。この日朝方、投稿プラットフォーム型の恋愛チャット小説アプリ「KISSMILLe(キスミル) ~100シーンの恋・チャット小説」の配信を開始したと発表しており、これが好感されている。同作は、オリジナルの恋愛チャット小説が楽しめることに加えて、ユーザーが小説や写真などを投稿し、それらをユーザー同士が共有・応援し合うプラットフォーム型のアプリ。同社では、「多角化」を進めるなかで電子書籍事業へ進出を決定し、ゲーム外アプリの制作を進めていたが、同作がその第1弾となる。なお、会社側では同作について、20年6月期は投資フェーズとし、収益への本格的な寄与は21年6月期以降を見込んでいるとしている。

●ストップ高銘柄
 ソレキア <9867>  6,130円  +1,000 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 クリエアナブキ <4336>  550円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 Eストアー <4304>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 24セブン <7074>  3,360円  -700 円 (-17.2%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均