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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:スマレジ、Vコマース、神戸物産

スマレジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スマレジ <4431>  3,295円  +351 円 (+11.9%)  11:30現在
 スマレジ <4431> [東証M]が急騰。13日大引け後に発表した20年4月期上期(5-10月)の経常利益(非連結)が前年同期比3.0倍の5.2億円に急拡大し、従来予想の4.1億円を上回って着地したことが買い材料視された。軽減税率制度による特需でクラウド型POSレジの販売が増加したうえ、クラウドサービス月額利用料も伸び、売上高が前年同期比2.1倍の18.2億円に急拡大したことが寄与。通期計画の6.4億円に対する進捗率は82.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■バリューコマース <2491>  2,381円  +205 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 バリューコマース <2491> が急伸。13日大引け後、19年12月期の連結経常利益を従来予想の43.3億円→50.2億円に15.9%上方修正。増益率が14.2%増→32.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。「Yahoo!ショッピング」出店者向けクリック課金型広告「ストアマッチ」、成果報酬型広告「アフィリエイト」が伸長することが収益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の28円→33円(前期は25円)に増額修正したことも評価材料となった。

■正栄食品工業 <8079>  3,635円  +225 円 (+6.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 正栄食品工業<8079>が急反発し年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後に、20年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを44億円(前期比7.6%増)としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の48円としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は1080億円(同2.0%増)を見込む。生産部門での積極的な投資を継続することで、高付加価値商品の提供を引き続き強化するとしている。

■神戸物産 <3038>  3,640円  +200 円 (+5.8%)  11:30現在
 神戸物産 <3038> が続伸。13日大引け後に発表した19年10月期の連結経常利益は前の期比22.8%増の194億円になり、従来予想の163億円を上回って着地。続く20年10月期も前期比4.5%増の203億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は引き続き関東と九州を中心に「業務スーパー」の開発を進め、純増30店舗(期末875店舗)を計画する。併せて、前期の年間配当を35円→40円(前の期は1→2の株式分割前で65円)に増額修正。今期は25円とし、10月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は25.0%増配とする方針としたことも評価材料となった。

■ラクス <3923>  1,853円  +60 円 (+3.4%)  11:30現在
 ラクス<3923>が6日ぶりに反発している。13日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、全社ベースの売上高が前年同月比31.8%増と高成長を維持していることが好材料視されているようだ。成長牽引役である「楽楽精算」が同51.1%増となり、引き続き5割を超える高い伸びとなったことが寄与した。

■クミアイ化学工業 <4996>  1,069円  +34 円 (+3.3%)  11:30現在
 クミアイ化学工業<4996>は軟調相場のなかも続伸で1000円近辺のもみ合いを上放れる兆しを見せている。同社が前週末13日取引終了後に発表した20年10月期業績予想は売上高が前期比9.3%増の1130億円、営業利益が同4.7%増の80億円と増収増益が続く見通し。北米を中心に農薬販売が伸長し収益を押し上げる。また、前期配当について前の期比1円増配の11円と従来計画比2円増額したことも買いを後押ししている。

■資生堂 <4911>  7,870円  +209 円 (+2.7%)  11:30現在
 資生堂<4911>、コーセー<4922>、花王<4452>など化粧品メーカーが買い優勢の展開となっている。きょう前場取引時間中に発表された11月の中国の小売売上高は前年同月比8%増と高い伸びを示し事前の市場コンセンサスも上回った。これを受け、資生堂をはじめとする化粧品関連は中国向け需要の業績への影響度が大きいだけにポジティブ材料として株高を後押しする格好となっている。

■ディスコ <6146>  25,760円  +520 円 (+2.1%)  11:30現在
 ディスコ<6146>は4連騰。10月29日の年初来高値2万5450円を大きく上回り、約1カ月半ぶりに新値圏に突入した。同社は半導体切断装置の世界トップメーカーで、ここ半導体市況の底入れ観測を背景に来期業績回復への期待感から買いが流入している。前週末の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4日ぶりに反落したものの最高値圏で強調展開を続けており、東京市場でも同社株など米半導体関連株に追随する動きにある。

■任天堂 <7974>  45,850円  +920 円 (+2.1%)  11:30現在
 任天堂<7974>は東証1部売買代金トップで1000円近い上昇をみせた。米中協議が「第1段階」の合意に達し、15日に予定されていた対中制裁関税第4弾の全面発動が見送られたが、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は、今回新たに関税が引き上げられる対象となっていただけに、目先安心感が広がった。関税引き上げについて火種はくすぶるものの、目先は空売りの買い戻しなどが株価に浮揚力を与えている。

■ブシロード <7803>  3,850円  +25 円 (+0.7%)  11:30現在
 ブシロード<7803>が堅調な動きとなっている。同社は13日取引終了後に、20年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算を発表。同社は今年7月29日に東証マザーズ市場に上場したばかりとあって前年同期との単純比較はできないものの、営業利益は12億300万円と通期計画31億円に対する進捗率が38.8%に達していることが好感されているようだ。売上高は83億600万円で着地した。モバイルオンラインゲーム(MOG)部門の好調な推移やIP(知的財産)の成長による委員会ロイヤルティーの増加で、主力のデジタルIP事業が伸びたことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。また、アニメプロダクションのサンジゲン(東京都杉並区)と資本提携することもあわせて公表。サンジゲン株式250株(議決権所有割合8.2%)を12月20日に取得する予定だとしている。

■サンバイオ <4592>  3,445円  -700 円 (-16.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 サンバイオ<4592>がストップ安ウリ気配。13日の取引終了後、同社と大日本住友製薬<4506>は、再生細胞薬「SB623」の慢性期脳梗塞を対象とした北米(米国およびカナダ)での共同開発を中止し、同薬の共同開発とライセンス契約を解消すると発表した。これを受け、大量の売りを浴び値幅制限いっぱいまで売られている。米国で行われたSB623のフェーズ2b臨床試験は19年1月に主要評価項目未達となり、その後実施した詳細解析も踏まえ、両社は契約を解消する結果となった。

■ネットワンシステムズ <7518>  2,775円  -345 円 (-11.1%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 ネットワンシステムズ<7518>が急落している。前週末13日の取引終了後、東京国税局による税務調査の過程で、一部取引について納品の事実が確認できない取引との疑義があると指摘を受けたと発表。これを受けて、同社と利害関係を有しない外部の弁護士及び公認会計士で構成される特別調査委員会を設置すると発表しており、これが売り材料視されている。

■リーダー電子 <6867>  1,388円  +299 円 (+27.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 リーダー電子<6867>が一時ストップ高。電子計測器のファブレスメーカーで、放送機器やAV機器向けで高水準の需要を捉えている。放送業界の4K映像フォーマット対応関連設備の需要好調を受けて映像信号モニターなどが好調で業績は急拡大途上、北京冬季五輪を控える中国をはじめ欧州など海外でも受注獲得が加速。営業利益は19年3月期に前の期比4倍と急拡大したが、20年3月期も前期比6割増の5億2000万円と大幅な伸びを見込む。野心的な中期経営計画に取り組んでおり、25年3月期にビデオ関連機器市場で世界シェア6割を確保する計画。

■北川精機 <6327>  497円  +80 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 北川精機<6327>が急騰。半導体市況が回復の兆しをみせているが、これは世界的に次世代高速通信規格5Gの関連設備投資の恩恵が大きい。そうしたなか政府は19年度補正予算で1兆7000億円前後のIT関連投資を計上し、ポスト5Gへの取り組みも推進する方針。同社はプリント基板真空プレス機メーカーだが、5G基地局向けCCL成形用真空大型プレスの世界トップメーカーで5G関連の一角としてマーケットで認知され始めた。足もとの業績も好調で、19年7~9月期営業利益は前年同期比7割増と大幅な伸びを示した。

■チヨダウーテ <5387>  500円  +80 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 チヨダウーテ<5387>がストップ高の500円に買われている。前週末13日の取引終了後、石膏ボードをはじめとする建材をグローバルに展開する独クナウフ・インターナショナル社と資本・業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。チヨダウーテが20年1月15日を払込期日として、クナウフ社を割当先とする第三者割当で606万7165株の新株を発行する。両社は、日本における石膏ボード事業を中心とした包括的な資本提携及び業務提携を行ってきたが、一層強固な資本関係を進めることで財務基盤の改善を図るほか、原料調達の安定化やマーケティング力の強化を図るとしている。調達資金約25億5300万円は借入金の返済に当てる方針。なお、今回の第三者割当増資により、クナウフ社の持ち株比率は25.42%から44.48%に上昇する。

■ブラス <2424>  944円  +150 円 (+18.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ブラス <2424> がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)が前年同期比9.7倍の3.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。消費税増税前の駆け込み需要などを背景に、結婚式実施組数が大幅に伸びたことが寄与。広告宣伝費と修繕費の計上(約1億円)が後ずれしたことも利益拡大の要因となった。上期計画の3.4億円に対する進捗率は98.8%に達しており、業績上振れが確実とみられる。併せて、発行済み株式数の1.14%にあたる6万5000株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■オービス <7827>  978円  +150 円 (+18.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 オービス<7827>がストップ高カイ気配。同社は13日取引終了後に、20年10月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを4億2600万円(前期比5.1倍)としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は102億4800万円(同7.1%増)を見込む。中核の木材事業は生産効率の改善や営業戦略の見直し・検討などで営業黒字化を目指すほか、ハウス・エコ事業は継続的な売り上げの増加を図るため学校施設などを中心とする官公庁案件の設計・積算協力を積極的に行うなど受注につなげる取り組みを実施するとしている。

●ストップ高銘柄
 ビジョナリー <9263>  417円  +80 円 (+23.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ダブルエー <7683>  3,560円  -700 円 (-16.4%) ストップ安   11:30現在
 アイスタディ <2345>  793円  -150 円 (-15.9%) ストップ安   11:30現在
 など、3銘柄

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