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【市況】3日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で反落、香港銘柄に売り

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

3日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比53.42ポイント(0.20%)安の26391.30ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は7.99ポイント(0.08%)安の10355.92ポイントとそろって反落した。売買代金は712億4800万香港ドルにやや拡大している(2日は670億6300万香港ドル)。

香港経済の先行き不安が強まる流れ。香港政府は2日、2019年10月の小売売上高が前年同月比24.3%減の301億香港ドル(約4200億円)に縮小したと報告した。マイナス成長は9カ月連続で、減少率は今年8月に記録した過去最大(23.0%)を上回っている。また、米中対立の激化懸念もくすぶった。

ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直し期待が引き続き相場の支えになった。2日午前に公表された民間集計の2月・財新中国製造業PMIは、約3年ぶりの高水準に達している。先週末に公表された11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は予想以上に上向き、景況判断の境目となる50を7カ月ぶりに上回った。

ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.2%安、不動産事業を中核とする香港コングロマリットの太古A(スワイヤ・パシフィックA:19/HK)が1.8%安、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ:1093/HK)が1.4%安、地下鉄運営の香港鉄路(MTR:66/HK)と香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)がそろって1.1%安と下げが目立った。

業種別では、香港拠点の小売関連が安い。香港SOGO運営会社の利福国際集団(1212/HK)が3.1%、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が2.2%、化粧品販売店をチェーンの莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が1.7%、外食チェーン大手の大家楽集団(カフェ・ド・コラル:341/HK)が1.1%ずつ下落した。

半面、中国の発電セクターは高い。華潤電力HD(836/HK)が4.0%、華能国際電力(902/HK)が3.8%、華電国際電力(1071/HK)が2.4%ずつ上昇した。「中国の5大発電会社が石炭火力資産を再編する見通し」などと報じられるなか、業界再編の思惑が広がっている。

中国自動車セクターもしっかり。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.9%高、広州汽車集団(2238/HK)が3.7%高、北京汽車(1958/HK)が3.5%高、東風汽車集団(489/HK)が1.5%高で引けた。

一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.31%高の2884.70ポイントで取引を終えた。ハイテク株が高い。金融株、自動車株、医薬品株、発電株の一角も買われた。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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