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【市況】日経VI概況:上昇、米中対立激化の懸念が浮上

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は20日、前日比+0.58pt(上昇率4.00%)の15.07ptと上昇した。なお、高値は15.41pt、安値は14.52pt。前日の米国市場では、連日の最高値更新による高値警戒感から利益確定売りが優勢となり、NYダウは反落。また、米議会上院が「香港人権・民主主義法案」を可決したことで米中対立が激化するとの懸念が浮上し、為替が円高基調のなか香港ハンセン指数の下げも重石となり、225先物は売り込まれた。これに伴い、日経VIは朝方に大きく上昇した後、本日の高値圏で推移した。なお、プットの売買金額をコールのそれで割ったプット・コールレシオは11月7日に1.91の高値を付けてから、今年の高値圏で推移している。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《YN》

 提供:フィスコ

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