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【材料】<注目銘柄>=ネオス、デバイス事業の拡大継続

ネオス <日足> 「株探」多機能チャートより
 ネオス<3627>は、10月後半以降、底値圏離脱の動きが加速しているが、まだ序盤であり、更なる上昇余地が感じられる。

 10月11日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、営業利益が2億4600万円(前年同期比26.2%増)と大幅増益で着地した。なかでも成長を牽引しているのがIoTデバイスの製造を行うデバイス事業で、ソースネクスト<4344>の音声通訳機「ポケトークW」をはじめ、JapanTaxi(東京都千代田区)の「決済機付き車載サイネージタブレット」などが寄与。また、ビットキー(東京都中央区)のスマートロックデバイス「bitlock LITE」やアトモフ(京都市中京区)の窓型スマートディスプレー「Atmoph Window 2」など新たなIoTデバイスの受注も獲得している。

 これに対して同社では、19年3月に中国・深セン工場施設の拡張移転を行ったばかりだが、9月には第2拡張を実施し、更に生産能力を拡大した。また、9月にはピーバンドットコム<3559>と業務提携し基板設計及び製品の試作から量産サービスまでの一貫サービスを構築しており、今後のさまざまなIoTデバイスへの対応を図っている。

 20年2月期業績は、会社側では営業利益5億400万円~8億円(前期比横ばい~58.6%増)を予想。デバイス事業を牽引役として来期以降の増益継続も期待できるだけに、成長性を評価する動きが続きそうだ。(仁)

出所:MINKABU PRESS

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