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【市況】日経VI概況:小幅に上昇、新規材料に乏しく方向感定まらず

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は19日、前日比+0.12pt(上昇率0.83%)の14.49ptと上昇した。なお、高値は15.01pt、安値は14.28pt。前日の米国市場では、業績期待の高い銘柄が買われる形でNYダウなどが過去最高値を更新した。一方、対ドルでの為替が1ドル=108円台半ば前後と円高基調にあったため、225先物は下げて始まった。ただ、香港などのアジア市場の堅調さが確認されてからは買い戻しが入り、その後は、為替のこう着感が強まるなか方向感が定まらない展開となった。これに伴い、日経VIは朝方に大きく上昇した後に急速に上げ幅を縮め、その後は狭いレンジでの小動きとなった。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《YN》

 提供:フィスコ

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