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【材料】<動意株・19日>(前引け)=沢藤電、Tワークス、栄電子

沢藤電 <日足> 「株探」多機能チャートより
 沢藤電機<6901>=急速人気でストップ高。同社は18日、木村化工機<6378>及び岐阜大学との実証試験で、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し、燃料電池で発電することに世界で初めて成功したと発表。これが株価を刺激しているようだ。実証試験では、消費電力や二酸化炭素(CO2)排出量が約83%減、窒素酸化物がゼロのアンモニア処理システムの開発と、安価なCO2フリーアンモニア燃料及びCO2フリー水素の製造にメドがたったとしている。

 トレードワークス<3997>=一時ストップ高。18日の取引終了後、法律相談AIチャットボットサービス「スマート法律相談」の提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同サービスは、リーガルテックベンチャーのリーガル・テクノロジーズ(東京都千代田区)との共同事業として行われるもの。これまで、弁護士に依頼するためには、法律事務所の検索、法律相談の実施、見積もりの提示といったプロセスを経ることが一般的だったが、人工知能(AI)技術を用いることで一連のプロセスを効率化し、法的サービスの更なる利便性向上を図るとしている。

 栄電子<7567>=人気再燃、ストップ高。同社は半導体製造装置用のスイッチング電源やコネクターなどに強みを持つ電子部品商社で、5GやAI・IoT分野に関連する企業の設投需要拡大で収益機会が高まっている。10月30日に1060円の高値に買われた後は大幅な調整を強いられたが、足もと売り物がこなれ再浮上に転じた。東証が19日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上)を解除し、同日に日証金も増担保金徴収措置を解除したことで、これが投資資金再攻勢の手掛かりとなっている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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