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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

チエル <日足> 「株探」多機能チャートより

■チエル <3933>  1,444円 (+300円、+26.2%) ストップ高

 チエル <3933> [JQ]がストップ高。パソコンやタブレットを使った双方向システムを主軸に学校教育向けICTを手掛けるが、CALLシステムや、eラーニングシステム、画像転送システムなどの受注が好調に推移、情報基盤部門では全国教育委員会向けにフィルタリンソフトやセキュリティソフトなどの伸びが顕著となっており、収益は急回復傾向にある。

■日本色材 <4920>  2,518円 (+408円、+19.3%) 一時ストップ高

 日本色材工業研究所 <4920> [JQ]が続急騰、一時前週末比500円(23.7%)高の2610円に買われた。15日付の日本経済新聞朝刊で、「私だけの一品」を求める消費者の需要をつかみ拡大している化粧品などのスモールマス市場で、その生産を請け負う黒子役の企業として紹介されており、引き続きこれを好材料視した買いが入った。記事によると、「最短30分で生産品目を切り替えるラインの柔軟性や、3万種類に達する原料の調合ノウハウを持つ」点が強みという。化粧品の受託生産市場は伸び率を加速させており、同社業績拡大への期待も高まっているようだ。

■WASHハウ <6537>  1,043円 (+150円、+16.8%) ストップ高

 WASHハウス <6537> [東証M]が前週末15日のストップ高に続き、18日もストップ高の1043円に買われた。引き続き15日午後に発表した、中国における合弁会社設立を材料視した買いが入った。12月下旬に設立予定の合弁会社は、中国におけるコインランドリー「WASHハウス事業」の推進を目的としており、同社が60%を出資する予定。中国ではコインランドリー市場が成長期にあることから、市場の開拓を狙うという。なお、同社の海外展開はタイに続き2ヵ国目。19年12月期業績への影響は軽微としている。

■日本アクア <1429>  757円 (+98円、+14.9%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。日本アクア <1429> が続急騰、一時ストップ高。15日大引け後、19年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の14億円→18億円に28.6%上方修正。増益率が83.2%増→2.4倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。戸建住宅部門、建築物部門ともにウレタン断熱材「アクアフォーム」の受注が好調に推移するなか、原材イソシアネートの供給不足による価格高騰の影響が解消し、採算が大きく改善する。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→17円(前期は10円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。

■日本アンテナ <6930>  1,104円 (+124円、+12.7%) 一時ストップ高

 日本アンテナ <6930> [JQ]が続急騰、一時ストップ高の1130円に買われた。16日付の日本経済新聞朝刊で、「自民党総務部会は15日、携帯電話会社が次世代通信規格(5G)の基地局整備を前倒しした場合に投資額の30%を法人税から差し引くよう同党の税制調査会に求めると決めた」と報じられており、5Gインフラの整備加速を期待した買いが関連株に入った。記事によると、5Gの早期普及には総務省が求める5%の税額控除では不十分だと判断したとあり、20年度税制改正で導入を目指すとしている。これを受けて、5G関連の一角が物色されており、アンリツ <6754> やアルチザネットワークス <6778> [東証2]、ヨコオ <6800> などが買われた。

■アストマクス <7162>  349円 (+32円、+10.1%)

 アストマックス <7162> [JQ]が続急騰。同社が15日、発行済み株式数(自社株を除く)の3.04%にあたる40万株(金額で1億6000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月18日から20年3月31日まで。

■大戸屋HD <2705>  2,459円 (+207円、+9.2%)

 大戸屋ホールディングス <2705> [JQ]が続急伸。株価は、前週末に比べ一時19.6%高に買われ年初来高値を更新した。コロワイド <7616> の野尻公平社長が15日、大戸屋HDに対して「非常に魅力を感じている」と述べ、「業務提携かM&Aという話になると思う」と発言したと16日付の日本経済新聞が報道したことが材料視された。コロワイドは先月初旬に大戸屋HDの創業家から株式を取得し、筆頭株主になったことが明らかになっている。

■エヌリンクス <6578>  435円 (+33円、+8.2%)

 エヌリンクス <6578> [東証2]が続急伸。10月3日につけた戻り高値430円を奪回した。同社はNHKの営業代行を主力とし、不動産仲介やゲーム攻略サイトなども手掛ける。15日付で光通信 <9435> が提出した大量保有報告書で、光通信の同社株式保有比率が5%を超えたことが判明、これが株価を強く刺激する格好となった。

■ステラケミ <4109>  3,325円 (+205円、+6.6%)

 ステラ ケミファ <4109> が続急伸。18日付の日本経済新聞で「日本政府が7月に輸出管理を厳格化した半導体関連材料3品目のうち、液体フッ化水素の輸出を許可したと複数の韓国メディアが17日までに報じた」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、日本政府が最近、ステラケミが申請した液体フッ化水素の韓国向け輸出を許可したと韓国側に通報したという。輸出管理の厳格化後、既にレジスト(感光材)やフッ化ポリイミド、気体のフッ化水素は輸出されているが、液体のフッ化水素の輸出許可は初めてとなり、業績への貢献が期待されている。

■イオンファン <4343>  3,180円 (+182円、+6.1%)

 イオンファンタジー <4343> が続急伸。前週末15日の取引終了後に発表した10月度の売上概況で、既存店売上高が前年同月比5.4%増と9ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。メダル部門が引き続き好調に推移したほか、プライズ部門もオリジナル景品「じゃがりこリュック」などを中心に堅調に推移した。

■阿波製紙 <3896>  453円 (+26円、+6.1%) 一時ストップ高

 阿波製紙 <3896> は続急伸し一時、ストップ高の507円に買われた。同社は16日、同社のセルロースナノファイバー(CNF)混抄紙を用いた自動車用成形品が、10月24日から11月4日に東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された「東京モーターショー2019」の環境省NCV(ナノ・セルロース・ビークル)プロジェクトブースで展示されたと発表しており、これが好感された。NCVプロジェクト(ナノ・セルロース・ビークル・プロジェクト)は、16年10月にスタートした、CNFを活用した自動車の軽量化を目指すプロジェクトで、22の大学や研究機関、企業が参加するプロジェクト。目標を共有し、具現化に向けCNFを活用した材料、部材、自動車部品等の製品開発、及び各段階の性能評価、CO2削減効果の評価・検証を行っています。今回、同社では、同プロジェクトの参画研究機関・企業である金沢工業大学・トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(横浜市港北区)に混抄紙を提供し、展示品の車用エンジンフードやフロア材料の一部に使用されたとしている。

■JBCCHD <9889>  1,809円 (+90円、+5.2%)

 JBCCホールディングス <9889> が続急伸。1700円近辺のもみ合いを上放れた。IBM系のシステムインテグレーターで、設計段階からワンストップでITインフラ構築を請け負える優位性を発揮し受注を伸ばしている。クラウドとサイバーセキュリティー分野を重点的に開拓、クラウドでは顧客企業の使っているクラウドを統合して効率化する「俺のクラウド」への引き合いが旺盛で利益は高成長トレンドを走っている。

■シスメックス <6869>  7,620円 (+369円、+5.1%)

 シスメックス <6869> が続急伸。東海東京調査センターが15日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価1万700円に設定したことが好材料視されたようだ。同センターによると、会社側は6日、20年3月期の営業利益予想を従来予想の640億円から600億円(前年比2.1%減)へ下方修正したが、同センターでは海外市場の伸長などから同1.2%増の620億円と予想するという。また、21年3月期、22年3月期についても営業増益率の着実なアップを見込んでいるとしている。

■ACCESS <4813>  1,103円 (+39円、+3.7%)

 ACCESS <4813> [東証M]が3連騰、売買代金増勢のなか一時5%高の1117円まで買われ、前週末に続く年初来高値更新となった。IoTデバイス開発や法人向けに通信・クラウド技術を活用したIoTソリューションを展開しており、10月下旬に同社の米国子会社が世界最大の通信会社AT&Tの子会社とライセンス契約及び業務提携を締結したことが業容拡大に向けた新たな思惑を呼んでいる。また、足もとの業績は停滞しているもののデバイス開発では技術力に定評があり、同社が手掛けるブラウザコンポーネントは「ニンテンドースイッチライト」に採用されている。

■スクエニHD <9684>  5,090円 (+170円、+3.5%)

 スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> が5000円台乗せ。もみ合いを放れ上値追い態勢に移行しつつある。ゲーム大手で「ドラクエ」などの人気ソフトが収益を牽引している。同社は15日取引終了後、スマートフォン向けで大ヒット商品となっている「ドラゴンクエストウォーク」が1000万ダウンロードを突破したことを発表、これを手掛かり材料として投資資金を引き寄せる格好となった。

■テラスカイ <3915>  2,462円 (+68円、+2.8%)

 テラスカイ <3915> の上げ足止まらず、18日で10連騰と異色の新値追いをみせている。米セールスフォース・ドットコムのシステムで構築するクラウド導入支援業務を展開、子会社を通じて量子コンピューター関連ビジネスにも展開しており、マーケットの注目度が高い。20年2月期営業利益を大幅上方修正し、4億9800万円は前期比4倍の水準。ファンド筋と思われる機関投資家の継続的な買いを指摘する声も強い。

■ヤーマン <6630>  710円 (+18円、+2.6%)

 ヤーマン <6630> が上伸。前週末15日の取引終了後、11月11日の「独身の日」の中国最大のECサイト「Tmall」において、電子美容機器部門における販売実績、売り上げシェアで4年連続1位を記録したと発表しており、これが好感された。同社は、「独身の日」に合せて、「ブルームレッド『答えの箱』コラボセット」や「Hello Kitty 45周年限定コラボセット」などを販売。18年の「独身の日」に同社が記録した美顔器カテゴリにおける史上最高売上額を更新し、1日の売り上げが1億元を超えたブランドに美顔器カテゴリから唯一2年連続でリストインし、あわせて1日の売り上げが1億元をこえた単独店舗として、美顔器カテゴリから唯一「雅萌旗艦店」がリストインしたという。一方で同日には、20年4月期の連結業績予想について、売上高を275億9500万円から232億600万円(前期比14.8%減)へ、営業利益を58億4000万円から30億700万円(同47.3%減)へ、純利益を36億8600万円から17億6000万円(同50.3%減)へ下方修正したが、これに伴い悪材料出尽くし感も強まったようだ。前々期から前期にかけて業績を大きく押し上げる要因となったインバウンド需要が後退していることに加えて、香港や韓国における政情不安定などの影響から、中国国内を除く海外顧客向け売り上げが大きく落ち込んでいることが要因としている。

■協和エクシオ <1951>  2,818円 (+55円、+2.0%)

 協和エクシオ <1951> が3日ぶりに反発。15日の取引終了後、建築3次元CAD「A’s(エース)」や土木積算システム「GOLDEN RIVER(ゴールデンリバー)」などの開発・販売を手掛けるシーピーユー(石川県金沢市)の株式を取得し、子会社化したと発表しており、これが好感された。今回の子会社化は、システムソリューション事業の強化を図るのが狙い。子会社により今後は、同社のソリューションとの融合やクロスセルをはじめ、リソースの共有や活用を行うことで同ビジネスを加速するという。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■任天堂 <7974>  42,070円 (+790円、+1.9%)

 任天堂 <7974> が反発、一時1000円近い上昇となった。市場では、同社が前週末15日に「ニンテンドースイッチ」向け「ポケットモンスター」の完全新作を発売したことを材料視する声が強い。準大手証券ストラテジストは「タイミング的にもこれから年末商戦が意識される時期にあることで株価が刺激されやすい」としている。テクニカル的には既に一目均衡表の雲を抜けており、11月5日につけた年初来高値をクリアして4万3000円台での活躍が視野に入る。

■東エレク <8035>  23,160円 (+415円、+1.8%)

 東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> など半導体製造装置関連株が買われた。前週末の米国株市場ではNYダウやハイテク株比率の高いナスダック総合指数いずれも過去最高値を更新、そのなか半導体関連株への買い意欲は旺盛でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新した。これを受けて東京市場でも同関連株に水準訂正期待の投資マネーを引き寄せる形となった。

■アカツキ <3932>  6,060円 (+80円、+1.3%)

 アカツキ <3932> が4日ぶりに反発。前週末15日の取引終了後、スマートフォン向けゲームアプリで、欅坂46・日向坂46応援【公式】音楽アプリ「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」が、同日付で250万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これが好感された。「UNI’S ON AIR」は、「サイレントマジョリティー」「期待していない自分」「二人セゾン」「ガラスを割れ!」をはじめ、欅坂46・日向坂46の人気楽曲をライブ映像で多数収録しているのが特徴。ライブの興奮や圧倒的なパフォーマンスをリズムゲームで体験しつつ、欅坂46・日向坂46のプロデューサーとなり、彼女たちが登ってゆく坂道をプロデュースするという内容となっている。

■安川電機 <6506>  4,220円 (+55円、+1.3%)

 安川電機 <6506> 、SMC <6273> などFA関連の一角が強い動き。米中摩擦問題への警戒感から前週は売り物に押されがちだったが、18日は買い戻しが優勢。米中協議については、クドロー米国家経済会議委員長が「合意が近づいている」とコメントしたことや、ロス商務長官が米中両国が詳細を詰める段階にあることに言及したとも伝わり、米国株は最高値圏を走る展開となった。米国株市場では、キャタピラーやボーイングなど中国向け売上比率の高い主力株に買いが流入し、この流れが東京市場にも波及した。

■ZHD <4689>  422円 (+5円、+1.2%)

 Zホールディングス <4689> とLINE <3938> が共に反発。両社は18日の取引開始前に、経営統合に関する基本合意書を締結したと発表。20年10月に統合完了を目指す。ZHDが存続会社となりLINE承継会社を完全子会社とする。LINE承継会社の1株にZHDの株式11.75株を割り当てる。両社は18日会見を予定している。この発表を受け、ZHDの株価は朝方、買い物を集め一時前週末に比べ5%高に買われたが、買い一巡後は上昇幅を縮小させた。

■フューチャー <4722>  1,864円 (+18円、+1.0%)

 フューチャー <4722> が続伸。18日、SGシステム(京都市南区)向けに、オリジナルAI教育プログラムを提供したと発表しており、これが好感された。フューチャーでは、18年4月に人工知能(AI)教育・認定オリジナルプログラム「Future AI Certification」の提供をスタートしたが、今回SGシステム向けに提供したのは、「Future AI Certification」をベースとした入門講座(営業職や事務職も含む全社員を対象)と、AIエンジニアを目指す社員を対象とした初級講座だという。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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