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【材料】GMOペパボ--- 3Q業績は前年比で大幅拡大 売上高・各段階利益が過去最高

GMOペパボ <日足> 「株探」多機能チャートより

GMOペパボ<3633>は30日、2019年12月期第3四半期(2019年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が66.90億円、営業利益が6.92億円、経常利益が7.16億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が5.41億円となった。なお、2019年12月期第1四半期より連結業績を開示しているため、対前年同四半期増減率は記載していない。

ホスティング事業の売上高は34.03億円、セグメント利益は10.49億円となった。レンタルサーバー全体の契約件数は438,550件(前年同期末比243件増)となったことに加えて、「ロリポップ!」におけるプロモーション強化が効果を発揮し、2018年12月末対比では2,855件増となった。また、継続的に実施している上位プランやオプション機能への誘導強化の結果、顧客単価は370円(前年同期比5.4%増)となった。「ムームードメイン」は、継続的にキャンペーンを行い、新規顧客の獲得を図っているが、2018年に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの更新率が低かったことにより、登録ドメイン数は1,223,346件(前年同期末比19,321件減)となった。

EC支援事業の売上高は18.58億円、セグメント利益は6.71億円となった。「カラーミーショップ」は、契約件数は41,657件(前年同期末比1,966件減)となったが、顧客単価は2,610円(前年同期比11.8%増)となった。「SUZURI」においては、継続的な新アイテムの追加やスマホアプリの改善に加えて、2019年6月及び8月に実施したTシャツセールが奏功し、当第3四半期累計期間における流通金額が過去最高の6億円を突破した。また、会員数は堅調に推移し、累積会員数は33万人となった。

ハンドメイド事業の売上高は12.01億円、セグメント利益は0.78億円となった。プロモーションを抑制した結果、プロモーションコストは1.90億円(前年同期比73.8%減)となり、当第3四半期累計期間における流通金額は89億円(前年同期比1.1%増)となった。また、スマートフォンアプリの累計ダウンロード数は1,097万DL(前年同期末比10.0%増)、作家数は57万人(前年同期末比22.2%増)、作品数は1,039万点(前年同期末比19.8%増)となった。

その他の売上高は2.26億円、セグメント損失は0.68億円となった。「FREENANCE」の業績は第2四半期から連結しており、事業拡大に伴う人員増加に加えて、機能開発及びWebプロモーションなどの投資により、営業損失は1.07億円となった。

2019年12月通期の連結業績予想については、売上高が92.00億円、営業利益が9.50億円、経常利益が9.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が6.84億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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